誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

アルバムをリリースしました

2018年1月26日から2月2日まで東京銀座で開催されたイラストレーター加藤オズワルドさんの個展”8億年タビヲシマシタ。”の会場音楽を集めたアルバムをリリースしました。

ピアノソロ9曲とアンサンブル9曲の全18曲を上記の紹介ページからご試聴いただけますので、是非お試しください。メロディーを大切にしているので、オズワルドさんをご存知でない方も静かで優しい音楽がお好きな方にはお勧めですし、オズワルドさんのイラストを知っている方には、より楽しんでもらえるかなと思います。

 

さて、音楽のお話。

 

今回はオズワルドさんの鮮やかで優しいイラストから、”風”を一つのテーマとしました。アンサンブルではチターを使っていることが多いのですが、主体的な部分には吹奏楽器(オーボエイングリッシュホルン、リコーダー)を使い、温かみのある優しい風を表現しています。

 

ピアノソロは即興で演奏しています。

毎週配信している即興演奏は気軽に聴いてもらおうと1分を目安にしているのですが、今回はそういったものもなく、ただただイラストから受けるイメージをそのままピアノで表現しました。そして、そのピアノ演奏を再構築したものが9曲のアンサンブル。打ち込みでは難しい自分の演奏における間を自然と再現できているので、より人間味のある音楽になったかな、と思います。

 

実を言いますと、このアイデアを11thアルバムで試そうと考えていました。

 

今回、オズワルドさんから会場音楽制作のお話を頂き、ずっとリリースできずにいる11thアルバムのアイデアを上手く使えないかなと考えたわけで、実際に試してみると想像以上に美しく仕上がったという印象でした。特にオーボエ

11thアルバムは少々物悲しいので、今回の作品とは裏表になりそうですが、こちらにも興味を持っていただけると嬉しいです。

 

話が逸れました。

 

オズワルドさんの作品とは、たまたま別件で伺ったコミティアで出会うことができました。その時にはイラスト集が売り切れていて購入できなかったのですが、お名前のインパクトも手伝ってTwitterからフォローという流れから今回の個展へつながりました。人との縁って本当に不思議と言いますか、分からないものですよね。

 

オズワルドさんのイラストにも是非、触れてみてください。

紹介サイトからTwitterへ連絡しています。

 

今回ジャケットで使わせていただいたイラストの他にも魅力的な作品がたくさんあります。マンガやアニメーション、寓話的なものも制作されているようで、また機会があれば是非創作をご一緒したいと思っています。

 

ありがとうございました。楽しかったです。