誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

今、ですね。

音楽関係のコミュニティーを覗くと、「便利な時代だなー」と毎回感じる。同時に接してくれる人も親切極まりない。
自分が音楽を始めた時は、周りに同じように音楽に取り組んでいる(打ち込みという言葉がなかった)人がいなかったので、音を出すためのプログラムから音色の作成といった、作曲以前の問題から取り組まないといけなかったし、解決するためにひたすら本を読んでは実験するしかなかった。だから、FM音源で音色を作っていたけれど、理論は今も全く分からない。パラメータをどう変えるとどんな風に変化する、ということ感覚で覚えているだけなんだな。ちなみに作曲や演奏についても同じ。
お金がなかったから毎日「世界の車窓から」を観ては、そこで使われている音楽を聴いて、興味のある曲なら調べてCDを買う、ということを繰り返していたっけ。

でも、こういうことも今は動画サイトで簡単気軽にできる。
ネットを使えば、人に聞くことも、自分で考えて調べて行くこともできる。

とてもとても便利だけど、結局自分で頑張った分、試行錯誤したり苦労したり、泣いたり、笑ったりした感覚が本物なんだってことだよね。時間が経ってもそこは変わらないはず。
今を生きられて幸せだって思う。