#12 チップチューンと私【水晶の龍】
ファミコン時代の好きだった曲を思い出して綴るチップチューンなお話。12回目はスクウェアの水晶の龍。
先日紹介したデッドゾーンもそうだけど、86年はAVGがリリースされていた年だったんですかね。ディスクシステムが登場して記録も安易になったし、中断して続きを遊べるゲームが増えてきたのかもしれない。
しかし、こちらの作品は最後まで行けませんでした。
砂漠の中を彷徨っては部品を集め、宇宙に行っては龍に落とされるという繰り返しをしていたような気がします。ただ、その砂漠を彷徨っている感じがSFっぽいというか何とも言えない雰囲気でしたね。
音楽はオープニングとエンディングにしかなく、最後まで進めていない私はオープニングテーマしか知りません。ただ、この曲がすごく好きで、当時、友人宅でカセットテープに録音させてもらい、家で聴いていたものです。ディスクシステム持ってなかったからね。
で、大分経ってから知ったのですが、こちらの音楽はファイナルファンタジーで知られる植松さんが担当されていたのだとか。この1年後にファイナルファンタジーがリリースされることを思うと、色々迷走していた時期だっただろうなあと余計なことを思ったりします。
チップチューンで良い曲を調べようとすると、大抵、ファイナルファンタジーやドラゴンクエストが出てくるので、他にもたくさん素敵な曲があるだろうと書き始めたブログ記事ですけど、こんな風にゲーム作品のネームから離れたところでも心に残るのだから、やっぱり素晴らしい、そして力のある作曲家さんなのだろうなあと思います。
その植松さん、先日、体調を崩して休養するという記事を拝見しました。
若い頃の感性、というのも難しいのでしょうけど、ファンタジーから離れたSF世界のポップ・ミュージックをまた聴いてみたいです。
3年振り11度目
途中、幾度となく中断をしながらコツコツ作ってきた11thアルバムを17日に催される音楽イベントAPOLLO09でリリースします。
詳しいことはパッケージに同封されるブックレット(PDF)に書いているのですが、10thアルバムから約3年振り、作り始めてから5年も経っていたことに驚きでした。年々時間の流れが早くなっていきますが、この調子だとやりたいことをやる前に寿命が尽きてしまうのではなかろうか。
今回は、PVも作ってみました。
また、現在ティザーサイトを公開していますが、こちらはリリースと同時に更新する予定です。
これまで10作品リリースしてきましたが、11作目にして大分自分の想像するような音が奏でられるようになってきたような気がします。楽器の構成や音の広がり方、もちろん演奏。若い頃はお金がなくて機材を揃えられなかったし、両手でピアノだって弾けず、ましてや即興なんて考えられなかったものです。
作ってみたい音楽はまだまだあります。
今の所、音楽制作のご依頼は落ち着いているので、今の内にアイデアを練り、今度はもっと早く作品をリリースしていきたいと思います。
頑張ろう。
#11 チップチューンと私【魔界島】
ファミコン時代の好きだった曲を思い出して綴るチップチューンなお話。11回目はカプコンの魔界島。
カプコンの魔界作品だと村の方が有名かなあと思うのですが、コンシューマーらしい謎解きアクションで、当時の作品らしく結構難易度の高いゲームではあります。
七つの島を巡り、大海賊ビアドの宝を探すというのが大筋で、島それぞれに特色があるわけですが、その島のBGMがどれも大変良いのです。カプコンのファミコンBGMというとロックマンを引き合いに出すことが多いような気もしますけど、魔界島も劣らないと私は思います。
ジャックナイフ島やオオカミ島の音楽も大好きなんですけど、自分のラテン趣味から一押しはマーメイド島の音楽ですかね。
ちなみ、カース島というステージもあるのですが、こちらのBGMを聴くとどういうわけか中華春雨を連想します。当時、中華春雨を食べながら遊んでいたわけでもないんですけど、どうしてなのか未だに謎です。
この作品に触れたのは小学生だった頃、丁度夏休みだったような気がします。
夏という季節に海を冒険するという作品はどハマりですね。
一応、完全クリアというのでしょうか。攻略法をどういう経緯か忘れたけど知っていたので、それに沿って隠されたアイテムも獲得しつつエンディングまでたどり着き、BGMも録音しましたし、その音楽も耳に残っています。
それにしても、本当に耳に残るというかメロディーって覚えているものですね。音色自体に表現力がないからメロディーで頑張ったという話を当時のサウンドスタッフインタビューなんかで目にします。
今は技術も進歩して、それこそ環境音楽のようなものが増えたり、耳に残らないような音楽が増えていたりするのだろうなあとは思いますし、ゲームが主役である以上、ゲームをどうやって引き立たせるかと考えるのは当たり前のこととは思うのだけど、一方で、時間が経ってからでも、ふと口ずさむような音楽があってもいいかな、なんて思うのでした。
ドラフト明けて
25日、ドラフト会議が催されました。
ライオンズ以外の11球団は高校生を1位指名するという史上初があったのですが、補強ポイントだった投手、それも大学No.1とされる松本投手を単独指名できたのは幸運でしたね。それだけ高校生に魅力的な選手がいたってことかな。それとも即戦力を求めていない球団が多かったのかも。
2位の渡邉投手も即戦力とはならないけど、「早ければ2年目から上がって来れるのでは」という声を聞きますし、こちらも楽しみです。
4名投手を獲ったわけですが、全体的にコントロールの良さそうな人選なので、現場の悩みが反映されているのかなあ、などと苦笑いでした。
来シーズン、菊池投手はメジャーへ挑むでしょうし、最多勝を獲得した多和田投手にしても決して安定感があったわけでもなく、中継ぎから抑えもCSを筆頭に不安だらけだったので、新入団選手はもちろん在籍している投手にもレベルアップを期待したいところです。特に四死球の数をどうにかしてほしい。もうフォアボールは罰金とかにした方がいいのでは?
本日から西の方で日本シリーズが開催されますが、そんなものはどこ吹く風。
ペナントを制しながら日本シリーズに出場できなかった悔しさを来シーズンにぶつけてほしい。
今シーズンを振り返って
今シーズンのライオンズの戦いが終わりました。
色々あるけど、一勝のアドバンテージがあるのだから勝ち抜けない方が悪い。
土曜日は、観戦へ行って来ました。
今シーズンがほぼデビューである#11今井投手は一度見てみたいと思っていたところ、観戦の日が丁度彼の先発であったこともあり、CS含めて三回観戦できました。ただ、一度も勝った試合がなかったので、来シーズン以降は是非、勝つ試合をみたいです。
ペナントを制覇するには投手力が大切、なんて話はよく耳にします。
シーズンを通して、9人の打者が打ち続けるなんて中々出来ることじゃない。
でも、今シーズンのライオンズはそんな感じでした。
その一方で投手力はずっと不安定でした。
最多勝を獲った多和田投手でさえ、それほど安定感のある印象がなく、どちらかというと打線の援護で白星を増やしたという印象でしたね。
CSでは、その後回しにしてきたツケが回ってきたのかな、なんて思いました。
ただ、弱点というか補強するポイントは明確なので、来シーズンはそこも強化して臨んでほしいものです。リーグワーストだった防御率が改善すれば、もとより打撃は強いのだから本当に強いチームになるんじゃないかと思います。
残念だったことと思いますが、選手の皆さんお疲れ様でした。
ここ数年を考えれば、日本シリーズへは進めないとしても十分楽しいシーズンでした。来季に備えてまずはゆっくり休んでほしいです。そして、今回の悔しさを来シーズンにぶつけてほしい。
さて、25日にはドラフト会議があります。
基本的には投手、だとは思うのだけど、一部報道によると野手を選ぶという話もあるので、よく分からないのですが、先日は投手が戦力外になったことだし、まあ、投手はとるでしょうね。なんにしろ楽しみです。FAは怖いけど。
…それにしても、ホークスは強い。
最後の最後でこういう戦いをするのだから、地力があるのでしょう。
このチームを倒さないことには本当にどうにもならない、ということを痛感したシリーズでした。
safariがダメだった
いつの間にやらsafariでブログの更新ができなくなってほったらかしにしていたのだけど、ふと「chromeならできるかも」と思い立って試してみたらこんな風に記事を書くことができました。
safariは広告が出ないようにしているので、その影響なのかなあと思うのだけど、機能拡張をオフにしてみてもやっぱり記事を書くことができないので、何かしら違う原因があるのかもしれない。諸々弊害が出てくるようならsafariからchromeにメインブラウザを変更しようかな?他のMacユーザってどうしているんだろう?
ちょっと近況。
8月の終わり頃にご依頼いただいたゲーム音楽の制作も終わり、現在は11/17リリースに向けてアルバムを制作しています。今年の春、M3でサンプルとして配布したCDに収録した曲を体験版と位置付けて現在、販売予告をしています。もしよかったらお試しください。
話は前後しますが、今回音楽を担当したゲームも年末にリリースされるそうですので、こちらも興味を持っていただけたら嬉しいな。旅をイメージした音楽なので、アルバムとは違い、爽やかポップな音楽です。
12th、13thとアルバムのアイデアを心の片隅で練っていたり、まだまだ作りたい音楽はたくさんあるので、少しずつでも前へ進めるよう頑張ります。
#10 チップチューンと私【マイクタイソン パンチアウト】
ファミコン時代の好きだった曲を思い出して綴るチップチューンなお話。10回目は任天堂のマイクタイソン パンチアウト。
前回から”パンチ”繋がりですけど、こちらはボクシングのゲーム。
当時はマイクタイソンがヘビー級チャンピオンということで、これもコラボレート作品ということになるのでしょうか。最後の相手はマイクタイソン。
ゲームのシステムとしては簡単で、相手の動きを見極めてパンチを繰り出していくというものなんですけど、そのタイミングが段々とシビアになってくるわけです。また、弱点というか、特定の攻め方が必要な相手も登場するので、思考能力も必要ですかね。
この作品もBGMの種類はそれほど多くありません。ただ、特徴的な相手が多いので、その登場曲に様々ある、という具合でしょうか。でも、その登場曲もキャラクターに合わせた雰囲気を持っていて素晴らしいですし、多く聴くことになる戦いのテーマも”ボクサーの孤独な戦い”をイメージさせるような熱く、でもどこか切ないものです。
最近、というほど新しくもないんですけど、Wiiでリメイク版がリリースされています。
ファミコン版の曲がアレンジされているのですが、その出来も原曲のイメージを壊さない素晴らしいものだと思います。また、遊びやすくもなっていますし、こちらは挑戦者として挑んだ後、チャンピオンとしての防衛シリーズがあるそうなので、相手にマイクタイソンがいなくても、十分に楽しめるんじゃないかなと思います。
ヌンチャクリモコンでボクシングさながらの楽しみ方をするのも楽しいけど、遊び比べて、音楽を聴き比べてみるのも面白そうです。おすすめ。