中継放送に期待すること
ライオンズ戦のある日は、ほぼ放送を聞いています。
平日なら文化放送ライオンズナイター。日曜日はNack5サンデーライオンズ。
番組名から知れるようにライオンズ中心の中継放送ではあるので、他のチームのファンからすれば思うところがあるかもしれないけど、今回はそういう話ではなくて、実況について思うところがあるのです。
当たり前の話なのかもしれないけど、ラジオ中継ということもあって、実況を聞いているだけで試合展開はもちろん、どういう風に駆け引きが行われているかということが分かります。実況が伝える情報に解説者の話が加わり、より強固にもなりますね。
ただ、自分がライオンズを応援しているきっかけの一つにもなった中継放送なのですが、どうもここのところのサンデーライオンズは今ひとつなんです。と、いうのも実況があまりよろしくない。
アナウンスを本職としていない方が実況をしているのか、或いは、番組自体をライオンズを扱ったバラエティーにしたいという意図なのか分からないのですけど、中継を聞いていても試合内容が分かりにくい。
言い間違いは仕方ないにしても、トークをしている間に試合が進んでいてアウトカウントがよく分からない状態だったり、外野へ打球が飛んだのかと思いきや、内野安打になってたりラジオの野球中継としては如何なものかと思ってしまうのです。
「打ったー!これは大きい!」というフレーズをラジオ中継で使ってはいけない、なんて話は有名ですよね。「これ」って言ったって聞いている人には伝わらないからで、きちんと「打球はレフト方向へグングン伸びていく!」などと言わないといけない。ちなみに、レフト方向と言われると守備範囲内を想像するけど、左中間方向と言われると、長打になるかもという期待がかかります。
正直、実況中継ってとても難しいと思います。
刻々と変わるゲーム展開を正確に分かりやすく伝えるのはもちろん、途中から聞き始めたリスナーにもすぐに状況が分かるようにしなくてはいけないし、合間にはチームや選手の情報も伝えなければならない。
ただ、それでも野球というスポーツ自体が好きな人もいるわけですし、パリーグ中継の少ない中、そういう中継を期待している人もいると思うので、せめて、最低限の内容は確保して欲しいなあと思います。
#3 チップチューンと私【アトランチスの謎】
ファミコン時代の好きだった曲を思い出して綴るチップチューンなお話。3回目はサン電子のアトランチスの謎です。ちなみに第2回はこちら。
帰ってこないお師匠様を探しに行く、というのが目的だったかな。確か全部で100ステージあるのだけど、1から100まで順番にクリアするのではなくて、各ステージに設置されているいくつかのゲートを選んで進み、ゴールを目指すという作品でした。入り組んで繋がった100個の部屋を行き来してゴールインするゲーム、というと分かりやすいですかね。
しかし、このゲーム。ルールは簡単だけど内容は大変難しいです。ジャンプ中に移動距離(?)を制御できないというのが難易度の高さに繋がっているんじゃないかな。勢いをつけて大ジャンプするのはいいんだけど、足元に降りるのが難しかった。当時は無敵の裏技を使ってクリアしたような記憶があります。
そんなこんなで、遊んでいたゲームですけどBGMは好きでした。
広い世界を冒険している感じが出ていたのも好きですし、所々のステージBGMがまたカッコいいんです。移動速度の割に手足がちょこまか動くんですけど、アップテンポのBGMとよく合います。
ゲーム自体はお勧めできないけど、BGMは今も心に残る名曲かなって思います。
失われたファンタジー
先日、コラボレーションしましょうということで動いていた声楽家さんとの企画が流れてしまいました。残念。
お断りの理由が「音信不通であること。他の共作者さんとのやり取りで不都合があること」だそうです。他の共作者さんとのやり取りでどのような不都合があるのかは私には分かりかねる(他の共作者さんとどういうやり取りをしているか知らないので)のだけど、音信不通というのはよく分からないんですよね。こちらはオケをデータにしてお渡ししていて、それをガイドに録音したボーカルデータを待っていただけなのだけども。一体先方は何を待っていたのだろう?まさか雑談したかったわけじゃないだろうし…うーん。
誤解があったとしても「進捗どうですか?」と尋ねられれば返事はするし、そこで誤解も解けそうなものだけど、突然メールが届いたと思ったら上記の理由が書いてあり、それに添えて「他の音楽(詩を乗せる為でしょう)を作り始めている。お渡しした詩はこちらに権利があるので使わないでください。あなたから頂いたデータも削除済みです」とのことでした。
取り付く島もなかったので、「企画の成功をお祈りしています」と返事はしておきましたが、なんだかモヤっとしますねえ。「完成した詩はこちらです」と添えられていたのも不思議。ご一緒するのを辞めたのなら見せる必要ないのでは?詩を書く予定は当分ないからいいですけど、今後盗作したとか難癖つけられたらかなわないな。
思い返してみると、当初詩を書く予定だったのは、何とかさん(どこかの有名らしいバンドに詩を提供してた方だとか)と聞いていたのだけど、その後、関係がうまく行かず退いてもらったという話でした。今思うと、何というか、まあ…そういう人なのだろうなあ。せめて、現在の方とはうまく最後まで行ってくれるといいですね。
と、いうわけで、「ファンタジー音楽とはなんぞや?」という問いに対しての一つの答えとして考えていた企画が二つとも流れた格好になります。
自分の力だけではどうしようもないので仕方ないですね。
経験として得られたものは次に活かすとしよう。
…それにしても、ファンタジーとはあまり縁がないってことなんですかね。それともファンタジーというジャンルに人気があって、たまたま重なったということかな?
ファンタジーなイラストと音楽を合わせた、画集付きCDというかCD付き画集のようなもの(絵本風だとか)を作ってみたいと思っているのだけど、いざ取り組み始めたら何かトラブルが起こるのかもしれんね。
P.S.
今回の企画で作っていた曲もお蔵入りとなったので、折角ですしフリーの音楽素材として公開しようかと思ったのだけど、流石にラフ音源じゃ申し訳ないし、仕上げる時間もないので、譜面を公開しておきます。
多くの方にとっては「なんじゃこりゃ」でしょうけど興味があれば打ち込んでゲームなどに使用してみてください。
#2 チップチューンと私【ツインビー】
ファミコン時代の好きだった曲を思い出して綴るチップチューンなお話。2回目はコナミのツインビーです。ちなみに第1回はこちら。
その後もいくつかシリーズを重ねているので、人気シリーズと言えるでしょうか。新しいシリーズ作品を遊んだことはないけど、プレイステーションでも新しい作品がリリースされていた気がするし、ご存知の方もいるかな。どのタイトルも素敵な曲が多かった記憶がありますが、1作目からメロディーを大切にした素晴らしい曲でした。
ステージBGMが二種類あって、一つはパワーアップ直後のもの。もう一つはパワーアップしていない時のもの。このパワーアップしていない時の曲がどことなく切なくて特に好きです。当時はこの曲を聴きたくてパワーアップせず、敵も倒さずプレイしたりしてました。普通にプレイするとすぐにパワーアップするから意外と聴く機会は少ないかもしれない。その反面、ボスBGMは怖いというか結構不気味でしたね。
シューティングゲームというと、どうしても戦闘機を操って要塞を破壊したりとか、異星人と戦ったりだとかが多かったので、ツインビーのように野菜や文房具が敵として登場する世界は珍しかったんじゃないかな。地上攻撃をする腕が取れちゃうと救急車(?)が飛んできて合体すると治るとか。二人同時プレイができるというのも良かった。
ちなみに、このソフトはスーパーマリオが買えなかったので選んだゲームでした。比べてしまうのは気の毒だけど、BGMだけならツインビーの方が好きですね。
それにしても。
こういうのは思い出の影響なのか、幼少の頃の感性なのか、今聴いても素敵なメロディーだなあと感じます。実質二音でできているようなものなのに(ノイズのドラムはあるけど)、とても心に残るというか、色々と想像させてくれますね。山を越えて空を飛んで行くような、そんな感じ。
今は音がたくさん出せるようになったし、音色そのものにも表現力が加わって、豊かな音楽をゲームBGMとして扱えるようになったけど、自分の音楽もこういうところから出発したということを忘れないでおきたいなあと改めて思いました。
聖剣伝説のイラストが展示されるようですよ
懇意にしていた磯野先生のイラストを管理しているエメラルドフォレストさんから展覧会のお知らせが届きました。
http://emeraldforest2015.web.fc2.com/html_folder/koten.html
もう何年前になるのだろう、東京で開催された遺作展へ行ったきりなので、久しく絵を拝見していません。東京で開催されれば必ず行くつもりでいるのですが、割と離れた場所で開催されることが多く、なかなか気軽には足を運べないのです。
今回も金沢で開催されるそうで、ちょっとした旅行へ行くつもりでないと難しいですね。招待券まで同封されていたので是非にとは思うのですが…石川県は遠い。
もし、開催時期に金沢へ行く予定がある、という方は足を運んでみてはいかがでしょうか?スクウェア・エニックスさんが協力するということで、聖剣伝説のイラストも展示されるようですよ。私は一度だけ聖剣伝説2の原画(っていうんだろうな。とても大きかったし)を見たことがあるのですが、大変な迫力だったので、ゲームのファンなら一度はご覧になってほしいなあ、と思います。
今作っている11thアルバムは、磯野先生へ贈ろうと思って作っています。
もう亡くなって何年も経ってしまったけど、今年中には形にしようという思いが強くなりました。頑張ろう。
20年前に
先日、ある曲を探しているという連絡を頂きました。
タイトルから察するに私が作った曲のようだけど、アルバムには収録されていないし、手元にデータもない。半ば諦め気味に、その方がその曲を聴いた場面を教えていただいたところ、とても古いフリーゲームのBGMとして使われていたとのこと。
そんな情報を元にあれこれ探してみたら出てきました。
その曲は”デジファミ音楽堂”という音楽素材を配布していたサイトで公開されていたものでした。日付をみると98年。今から20年前ですよ。大学卒業直後くらいかな?音楽で稼ぎたいと思いつつ、あの頃はコネもなく、SC-88proとレコンポーザー98だけで悶々と作曲していた苦い苦い時期ですね。
考えてみると、今回尋ねられた曲は、仕事として初めて作曲を請け負ったものでした。ギャラは音楽ソフトとTシャツだったけどね。
…20年かあ。
そんなにたくさん稼げているわけじゃないけど、「やりたいな」と思った音楽制作は結構形にしてきたなあと思います。ゲーム音楽もそうだし、映画音楽もそう。ミュージカルもやったし、色んな会社のPV音楽を作ったっけ。
そういう意味でいうと、私は結構運がいいのかもしれないな。
それにしても、今回尋ねられて調べたわけですけど、ほかの創作者さんたちは、自分の作品をきちんと管理して保管しているものなんでしょうか。数にもよるのでしょうけど、即興ピアノ演奏だけで800近くあるし、依頼されて作った曲やお蔵入りした曲を数えるととてもじゃないけど管理しておける量じゃないです。
なので、気になる作家さんの作品は好きになった時点で手に入れておいた方がいいですよ。後で調べても本人さえ忘れてるってこともあるでしょうからね。
DC扇風機?
DC扇風機、というものを購入しました。色はブラック。
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今まで住んでいた所は、夏でも窓を開ければ風が入ってきてエアコンいらずだったのだけど、引っ越してからこっち、廊下は風が通るものの制作部屋には風が入って来ず、と言ってウチワで扇ぎながらも不便なので扇風機を購入する気になったわけだ。
サイズの違いこそあれ、扇風機なんてどれでも一緒だろうと思い、家電屋さんへ行ってみると今は色々あることに驚かされます。そんな中、壁掛けやタワーファンなんかは、まあ想定範囲内だったけど、「何だこれ」と思ったのがDC扇風機というものでした。
今時珍しくもないものなのかもしれないけど、私はこの時初めて知ったので、全く意味不明でしたね。「直流扇風機ってことか?でも、それがどうした?」という感じ。
結局、直流扇風機らしいのだけど、どうやらそのお陰で風量を細かく設定できたり、風が優しくなったり、使用電気が少なくなるらしいということが分かった。でも、風量はともかく、風が優しいと言われてもピンと来ないんですよね。寧ろ優しくなったら涼しくないのでは?
とは言え、エアコン代わりに使う予定なので、そこそこ良いものを選ぼうと思い、好奇心も手伝って購入してみたわけですな。
数日使ってみて、風が優しいって意味が分かり出してきました。
長時間、具体的には8時間ほど当たりっぱなしでも全く負担にならない。風に当たりっぱなしで疲れるというタイプの人間ではないけど、それでも優しい風なんでしょうね。もちろん、涼しくないというわけでもない。
正直、店頭で通常のものとDCのものとの風を当たり比べてみたけど、違いは分かりませんでした。でも長く当たっていると分かってくる。売りにくそうな機械です。
今のところ、少々割高ですけど扇風機の風が苦手という方にはオススメです。