誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

聖剣伝説のイラストが展示されるようですよ

懇意にしていた磯野先生のイラストを管理しているエメラルドフォレストさんから展覧会のお知らせが届きました。

 

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http://emeraldforest2015.web.fc2.com/html_folder/koten.html

 

もう何年前になるのだろう、東京で開催された遺作展へ行ったきりなので、久しく絵を拝見していません。東京で開催されれば必ず行くつもりでいるのですが、割と離れた場所で開催されることが多く、なかなか気軽には足を運べないのです。

 

今回も金沢で開催されるそうで、ちょっとした旅行へ行くつもりでないと難しいですね。招待券まで同封されていたので是非にとは思うのですが…石川県は遠い。

 

もし、開催時期に金沢へ行く予定がある、という方は足を運んでみてはいかがでしょうか?スクウェア・エニックスさんが協力するということで、聖剣伝説のイラストも展示されるようですよ。私は一度だけ聖剣伝説2の原画(っていうんだろうな。とても大きかったし)を見たことがあるのですが、大変な迫力だったので、ゲームのファンなら一度はご覧になってほしいなあ、と思います。

 

今作っている11thアルバムは、磯野先生へ贈ろうと思って作っています。

 

もう亡くなって何年も経ってしまったけど、今年中には形にしようという思いが強くなりました。頑張ろう。

20年前に

先日、ある曲を探しているという連絡を頂きました。

 

タイトルから察するに私が作った曲のようだけど、アルバムには収録されていないし、手元にデータもない。半ば諦め気味に、その方がその曲を聴いた場面を教えていただいたところ、とても古いフリーゲームのBGMとして使われていたとのこと。

 

そんな情報を元にあれこれ探してみたら出てきました。

 

その曲は”デジファミ音楽堂”という音楽素材を配布していたサイトで公開されていたものでした。日付をみると98年。今から20年前ですよ。大学卒業直後くらいかな?音楽で稼ぎたいと思いつつ、あの頃はコネもなく、SC-88proとレコンポーザー98だけで悶々と作曲していた苦い苦い時期ですね。

 

考えてみると、今回尋ねられた曲は、仕事として初めて作曲を請け負ったものでした。ギャラは音楽ソフトとTシャツだったけどね。

 

…20年かあ。

 

そんなにたくさん稼げているわけじゃないけど、「やりたいな」と思った音楽制作は結構形にしてきたなあと思います。ゲーム音楽もそうだし、映画音楽もそう。ミュージカルもやったし、色んな会社のPV音楽を作ったっけ。

 

そういう意味でいうと、私は結構運がいいのかもしれないな。

 

それにしても、今回尋ねられて調べたわけですけど、ほかの創作者さんたちは、自分の作品をきちんと管理して保管しているものなんでしょうか。数にもよるのでしょうけど、即興ピアノ演奏だけで800近くあるし、依頼されて作った曲やお蔵入りした曲を数えるととてもじゃないけど管理しておける量じゃないです。

 

なので、気になる作家さんの作品は好きになった時点で手に入れておいた方がいいですよ。後で調べても本人さえ忘れてるってこともあるでしょうからね。

DC扇風機?

DC扇風機、というものを購入しました。色はブラック。

 今まで住んでいた所は、夏でも窓を開ければ風が入ってきてエアコンいらずだったのだけど、引っ越してからこっち、廊下は風が通るものの制作部屋には風が入って来ず、と言ってウチワで扇ぎながらも不便なので扇風機を購入する気になったわけだ。

 

サイズの違いこそあれ、扇風機なんてどれでも一緒だろうと思い、家電屋さんへ行ってみると今は色々あることに驚かされます。そんな中、壁掛けやタワーファンなんかは、まあ想定範囲内だったけど、「何だこれ」と思ったのがDC扇風機というものでした。

 

今時珍しくもないものなのかもしれないけど、私はこの時初めて知ったので、全く意味不明でしたね。「直流扇風機ってことか?でも、それがどうした?」という感じ。

 

結局、直流扇風機らしいのだけど、どうやらそのお陰で風量を細かく設定できたり、風が優しくなったり、使用電気が少なくなるらしいということが分かった。でも、風量はともかく、風が優しいと言われてもピンと来ないんですよね。寧ろ優しくなったら涼しくないのでは?

 

とは言え、エアコン代わりに使う予定なので、そこそこ良いものを選ぼうと思い、好奇心も手伝って購入してみたわけですな。

 

数日使ってみて、風が優しいって意味が分かり出してきました。

 

長時間、具体的には8時間ほど当たりっぱなしでも全く負担にならない。風に当たりっぱなしで疲れるというタイプの人間ではないけど、それでも優しい風なんでしょうね。もちろん、涼しくないというわけでもない。

 

正直、店頭で通常のものとDCのものとの風を当たり比べてみたけど、違いは分かりませんでした。でも長く当たっていると分かってくる。売りにくそうな機械です。

 

今のところ、少々割高ですけど扇風機の風が苦手という方にはオススメです。

ゲームと私

今週のお題「ゲームの思い出」

 

1983年7月15日、ファミコンが発売されたそうです。

当時は全く気にしなかったけど、日付から考えると発売してすぐに購入したのだなあと思います。確か、少し経ったらどこへ行ってもファミコンが買えないという状態だったし。

 

小学一年生、ということになるのか。

 

スーパーマリオがどこへ行っても買えないとか、ドラゴンクエスト3社会現象になったりとか、今となっては伝説的なことをリアルタイムで体験できたというのは貴重なのかもしれないな。

 

当時は、あまりジャンルでゲームを分けていなかった気がします。シューティングゲームで遊びたいからスターソルジャーを選ぶ、というのではなくて、作品そのものがそのまま個性というか、黎明期ということもあってか多様な作品に溢れていたような記憶があります。中には酷い作品もありましたしね。

 

思い出は色々あるけど、ドラゴンクエストは不思議なゲームという印象でした。初めて友人宅で見せてもらったのだけど、その友人はトヘロス(敵が出なくなる呪文)を使ってはテクテク横歩きしているだけだったので、どういうゲームなのかさっぱり分かりませんでした。

 

その後、友人から借りて夢中になったわけですけど、その後にブームとなるRPGの印象はそんな感じでした。思い返してみると、文字を読んでゲームを進める、という点での印象はあまりなかったな。全部ひらがなだったからかも。

 

ゲーム好きが高じてコンピュータに興味を持ち、プログラミングを覚え、ゲームを作っている中で、そのBGMを作り始め、サウンドプログラムやシンセサイザーの扱いを覚えて音楽自体に興味が湧き、学生からずっと世界の色々な音楽を聴いてました。そんな風に続けてきた音楽でお金をいただけるようになるのだから、人生分からないものです。

 

ただ、思い返せばキリがないけど、その時に好きで夢中になったものは一生の財産になるんじゃないかなとは思います。

 

もう少し詳しい話は、こちらで書いていこうと思っています。

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あの頃とは色々なものが変わってきていると思うけど、若い子にも好きなものに夢中になってほしいなと思います。そして、素敵な人生にしてほしい。

#1 チップチューンと私【マッピー】

ファミコン時代の好きだった曲を思い出しながら書き綴っていく本記事。趣旨は#0を読んでいただくとして、#1はナムコマッピーです。

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親のチョイスでファミコン本体と購入したソフトはドンキーコングとテニスだったのですが、その後、自分が選んだ初めてのゲームカセットがこのマッピーでした。

 

当時はゲーム雑誌なんてないし、どういう経緯で選んだのか忘れてしまったのだけど、何れにせよひたすらこのゲームで遊んでいたような気がします。アーケードからの移植ということで、特にエンディングといったものもなく、ずっとステージが続いていくゲームなんですが、当時40面くらいが自己記録だったような覚えがあります。

 

BGMは大きく3種類。

ステージBGMとボーナスステージBGM、ボーナスステージの結果BGM。

6,7歳くらいの頃に遊んでたゲームなのにメロディーからベースラインまでよく覚えています。

 

ゲームの内容は、ネズミのお巡りさん(マッピー)を操作して、盗まれた品々をネコ(ミューキーズとニャームコ)の追跡をかわしながら取り返すというものです。BGMも内容に合わせたコミカルなもので、メロディーだけを聴いても分かりやすく個性的ですよね。私はステージBGMも好きなんですが、当時、ボーナスステージの結果BGMが特に好きでした。最後のデンドンデンってところが特に。

 

www.youtube.com

 

もし興味が湧きましたら聴いてみてください。アーケード版は音色がゴージャスなので、ファミコン版と聴き比べてみると面白いかもしれません。

 

それにしても。

 

ピングーやミッフィーが好きな趣味ってこの頃から変わっていないのかもしれないな。

 

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キャンペーンが延長されました

本日、7/11正午までの予定だったDLsite.comでの20%オフキャンペーンが7/25日正午まで延長されました。 

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旧作の他、普段はディスカウントしない音楽素材も20%オフなので、よろしかったらご覧になってみてください。SRPGの音楽素材なので、そういった作品を制作している方、予定されている方にはお勧めです。

 

それにしても、DLsite.comって割とキャンペーンをしているようなイメージがあります。常連さんの中には、これらを見越して購入したり、販売したりしている人もいるのでしょうか。賑わっているイメージがあるとお客さんも訪れやすいということなのかな。ダウンロード販売も定着して、競合が増えているからということもあるのかも。

 

Ci-enという作家さんを継続支援する仕組みもあるようですし、創作を自由に公表する機会が今後は益々増えていくのでしょうね。インターネットって本当に便利です。

 

 

#0 チップチューンと私

コンピュータ制御によるピコピコ音楽、チップチューン

最近は歌が入っていたり、生楽器の演奏が入っていたりするゲーム音楽ですが、私がコンピュータゲームに触れ始めた頃は、ゲーム音楽と言えばチップチューンでした。更に言うならBGMすらないものもありました。ブロック崩しなんかはラケットがボールを跳ね返す効果音だけ。

 

時折懐かしくなって、ファミコン時代のゲーム音楽を聴いてみようと検索してみるのだけど、出てくる名曲と言えば、ドラゴンクエストファイナルファンタジーばかり。もちろんどちらも今なお人気シリーズとしてリリースされているし、素敵な音楽に溢れているわけですけど、一方で、もっとたくさん耳に残る音楽があると思うんですよね。

 

どうして出てこないのだろう。

 

今の人からすれば、私がゲームに夢中だった頃のファミコンなんて”伝説のゲーム機”なんでしょう。不親切さ加減から「よくこんなゲームで遊んでたな」と思うかもしれない。でも、そんな不親切さ等、制約だらけの世界をやはり単純な音しか出ない中、想像力を膨らませてくれた素敵なゲーム音楽は確かに存在したのです。

 

そんなゲーム音楽をあれこれ紹介してみようかなと思います。

 

と言っても、技術的、専門的な話は控えようかなと考えてます。

そういうのは詳しい方にお任せして、ただ単純に私がいいなと思ったゲーム音楽を思い出交えて文章にできればと思います。

 

同年代の方には「あー忘れてたけどいい曲だよね」と思ってもらえたら嬉しいし、世代の違う人にとっては何かしらの発見になると嬉しいな。

 

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