コンピュータ制御によるピコピコ音楽、チップチューン。
最近は歌が入っていたり、生楽器の演奏が入っていたりするゲーム音楽ですが、私がコンピュータゲームに触れ始めた頃は、ゲーム音楽と言えばチップチューンでした。更に言うならBGMすらないものもありました。ブロック崩しなんかはラケットがボールを跳ね返す効果音だけ。
時折懐かしくなって、ファミコン時代のゲーム音楽を聴いてみようと検索してみるのだけど、出てくる名曲と言えば、ドラゴンクエストやファイナルファンタジーばかり。もちろんどちらも今なお人気シリーズとしてリリースされているし、素敵な音楽に溢れているわけですけど、一方で、もっとたくさん耳に残る音楽があると思うんですよね。
どうして出てこないのだろう。
今の人からすれば、私がゲームに夢中だった頃のファミコンなんて”伝説のゲーム機”なんでしょう。不親切さ加減から「よくこんなゲームで遊んでたな」と思うかもしれない。でも、そんな不親切さ等、制約だらけの世界をやはり単純な音しか出ない中、想像力を膨らませてくれた素敵なゲーム音楽は確かに存在したのです。
そんなゲーム音楽をあれこれ紹介してみようかなと思います。
と言っても、技術的、専門的な話は控えようかなと考えてます。
そういうのは詳しい方にお任せして、ただ単純に私がいいなと思ったゲーム音楽を思い出交えて文章にできればと思います。
同年代の方には「あー忘れてたけどいい曲だよね」と思ってもらえたら嬉しいし、世代の違う人にとっては何かしらの発見になると嬉しいな。