雪山サスペンス。R-18。
ミステリが好きなので、雪山に閉じ込められた人たちによるサスペンスでミステリ映画と聞いただけでワクワクします。殺人事件というわけではなさそう(公式サイトに殺人事件って書いてあるな…)だけど、室内劇の心理戦というシチュエーションは面白そうではないですか。
ただ、R-18だったので、結構な残虐シーンが出てくるのかと想像してしまい、借りる決意をするまで逡巡しました。あまりグロテスクなのは苦手なので。
実際に観てみると、残虐シーンはそれほどでもなかったです。
確かに血がドバドバ出るし、頭が風船みたいに吹っ飛んだりもしたけど、拳銃で一瞬のことだったし、特に気分が悪くなることもありませんでした。もちろん、気分がいいわけでもないけど。
お話としては、ちょっと想像と違ってましたかね。
もう少し時代背景とかを知っているといいのかもしれないけど、人種云々の話は島国に住む私には感覚の違う話というかなんというか。
また、「細かいところまで見逃すな」というコピーがあったので、伏線が張り巡らされているのかと思っていたのだけど、自分にはよく分かりませんでした。第5章で種明かしというか舞台裏というか、前章までの裏側で起こったことが説明されるんですけど、ミステリを読んで犯人が明かされる時のような感覚は覚えなかったです。
そんなわけで、今回は自分にとってちょっと残念な作品でした。
でも、公式サイトを見るとそういう期待をしませんか?
「密室ミステリー」は誤解を招くと思うんだけどな。
映画のサスペンスミステリーって難しいのかなあ?