「生ける屍の死」というミステリを読んでいます。
勘のいい方なら分かるかもしれないけど、この物語では死者が生き返ります。それでいて殺人事件が起こる。設定からだとジョークのように思えるのだけど、死者の蘇る世界で殺人を犯すとはどういうことなのか?死とはなんなのか?「動機」の部分がよくあるミステリとは大きく異なる分、とても新鮮です。
実を言うと、この作品を読むのは二度目でして、犯人も分かっています。
今はブクログへレビューを投稿するために、あれこれ確認しながら読んでいるわけですけど、改めて読み返してみると、冗長かなと思っていた前半部分がそうでもなく、よくまとまっているなあと感じ入ります。
ただ、初見の人からするとちょっと退屈かもしれないな。舞台がアメリカということもあって、登場人物も覚えにくいし。
再読を終えてから、改めてレビューをブクログへ投稿するつもりだけど、ちょっと変わったミステリに興味のある方は読んでみてはいかがでしょう?