ステロイド始まる
”次週は胃カメラ検査”で終わった話ですが、その前に一つの治療が始まりました。
入院当日のばい血の結果、体の中に余計なばい菌がいないと分かったので、3月8日からステロイドの治療が始まりました。
このステロイドは総称のことらしく、実際に服用する薬の名前はプレドニンと言うのですが、一種の麻薬らしく、色々と副作用があるそうで、治療の前に説明を受けました。
妙にテンションが上がる、とか、血糖値が異常に上がる、体がむくむ、太りやすい体質になる、骨が弱くなる、などなど。
ですが、特に言われたのが免疫力が落ちるということ。その為入院当日にばい菌がいないかどうか調べたのだとか。
この他、肺炎になりやすくなるそうで、病室を出る時はマスク着用。この薬の為の薬を飲む必要がある、とのこと。
とはいえ、今の自分には選択肢もないし、元々太りにくい体質なので、丁度良いくらいになるんじゃないか、程度にしか考えませんでした。これ以上酷いことにはならないでしょうってね。
ただ、他の薬は自己管理なのに対し、この薬だけは毎回看護師さんが持ってきて手渡しなので、大分危ない薬なのだということは分かります。
入院当日から2種類の薬を飲んでいました。
アサコールとビオスリーというのがそれで、それぞれ3錠と2錠なんですけど、これにプレドニンが4錠、ステロイド治療の為に被る作用を抑える為にバクタ、ネキシウムをそれぞれ1錠ずつ服用することになったので、この日から計11錠になりました。朝から食事もせずに薬ばっかり飲んでいたことになりますな。
ですが、このプレドニン、ものすごい効果でした。
朝に服用して、昼頃にはあれだけ悩まされていた関節・筋肉痛がなくなり、普通に歩けるようになったのです。4時間くらいで効果が出たことになりますね。流石に足のむくみはすぐに引かなかったけど、歩けるだけで十分です。正直言って、腹痛もないし、もう治ったんじゃないかと思うほどでした。
説明された副作用もなく、看護師さんに「もう退院できるんじゃないですか?」と言ってみたところ「いや、食事できないでしょ」と返されて、そういえばそうだった、と思い直したのでした。3月8日の時点で、まだ3月の食事がなかった。
それにしても大した効力です。
中には効きにくい人もいるそうですけど、ちょっとした感動を覚えました。
ただ、血糖値が上がる、という副作用を観察する為、朝昼晩、寝る前に血糖値を測ることになります。
指先にホッチキスの針のようなものを飛ばして小さな穴を開け、その出血に機械を当て計測するというもの。
なので、退院するまで指先に穴を開け続けることになりました。ちょっと痛い。