一週間と経たずに
前回は造影剤で泡吹いたという話。
2月28日に大腸カメラの検査で病名が分かったわけですが、紹介元から渡されたデータだけでなく、一度検査したいということで、3月6日にもう一度大腸カメラの検査をすることになった。
腸が荒れ放題なので、それはそれはキツく、正直言ってもうやりたくない検査の一つなのだけど、私に選択の余地はなく、大腸カメラ検査の書類に一筆するのでした。「失敗するかもしれんけどいいよね」という書類だ。
大腸カメラでキツイのは、カメラを突っ込むより下剤を飲んで腸を空っぽにする方だ、という方が多いようですが、この時の私は食事をしていないので、下剤はそうでもなかったです。味は不味いけどね。あっという間に「カメラOKです」状態になりました。ただ、足がむくんで歩けないので、午前中、ずっとトイレにいたのは辛かった。
そして、大腸カメラの時が来る。
紹介元での大腸カメラは痛み止めや眠り薬で、辛いながらも紛らわせてもらったのだけど、今回はリスクがあるとかで極力痛み止めを使わないという。おいおい正気か?
この検査、まず腸の動きを抑える薬(多分注射だろうけど、他が痛くて何されてるのか分からない)を投与して、肛門に麻酔の軟膏を塗り、カメラを突っ込むわけだけど、まず一度最奥まで突っ込むんですよね。で、空気を入れて膨らませ、カメラを出しながら観察していく。
まあ、痛いです。
結局、痛み止めを二発打ったけど、それでもキツかったし、今回は眠り薬がなかったので、その痛みが検査中続く羽目になった。検査は30分ほどの予定だったんですけど、終わってみれば1時間ですよ。「生検鉗子お願いします」というセリフを何度聞いただろう。退出する時に見たテーブルには、私の名前が書かれた細胞片入りのビンがいっぱいに並べられていたけど、もうここへは来たくないと思った。生理機能検査室嫌い。
それにしても、口癖の類でしょうけど、検査中に「あれ?」というのはちょっと怖い。覚悟を決めているけど、やっぱり少々心配になるんでね。
また、腸の様子を主治医ともう一人(多分上司)であれこれ意見し合いながら見ていたのだけど、結構のんびりお茶(?)を飲みながら話している風だったので、痛みで苦しいこちらとしては、なるべく早く終わらせてくれないかな、と思っていたものでした。
そんなわけで、検査終了後は精根尽き果てた状態で、一応隠してはいたけど、検査用のケツ出しパンツのまま病室へ車椅子で帰ったのでした。
で、翌日、その検査の結果を報告されたのですが、クローン病の疑いもあるとのこと。
潰瘍性大腸炎はその名の通り、大腸だけらしいのだけど、クローン病の場合、消化器官全部がやられるらしい。
そんなわけで、翌週、今度は胃カメラを飲むことになったのだった。…今度は上からですか。