音楽制作を担当したiOS用ゲーム、CHIP STEPがiPhone Game Castさんでレビューされました。
嬉しいですよね。純粋に。そして本当にありがたいです。
ゲーム制作をしている時は、当たり前ですけどゲームの内容についてメンバーであれこれ話をします。「こうした方がいいんじゃないか?」「いやいや、こっちの方がいいだろう」等と。その過程はさながら迷路を探索しているようで、道もまっすぐではなく、行ってみたら行き止まりだったり、そもそもゴールと思っていた場所に着いたら違っていたり、はたまた次の扉が待っていたりします。
私は音楽スタッフとして関わっていますが、今回の作品では音楽がそのままステージになっているので、普段とは少し違う悩みを経験したわけです。
でも、そうして形になった作品をどうやって人に知ってもらうか、というのがこれまた難しい。そりゃーたくさんの販促費があるというなら話は簡単かもしれないけど、インディーにそんなものあるわけないし、そういう資金があったら開発に注ぐんじゃないですかね。インディーならば。
下世話な話かもしれないけど本音を言えば、そういう意味でもこんな風にレビューいただけるというのは本当に嬉しいですし、応援してもらっているという気持ちになるのです。もちろん先述の通り、感想や意見をいただけるということ自体も嬉しい。
「愛の反対は憎しみではなく無関心です」
マザー・テレサの言だったでしょうか。どんな人間も心の奥底では他人に愛されたい、正確に言うと、他人に愛されたと感じたいと思っているはずです。
ゲームに限らず、音楽や絵画、文筆、その他たくさんの創造物はそんな思いが形になったものだと思います。
ですので、作品に触れて何か感じたなら、是非、作家さんへ声をかけてあげてください。あるいはそれを表明してみてください。あまりにも悪口になるなら控えた方がいいかもしれませんが、好意というものはいつの時代も伝わるものだと思います。
そして同時に、創作する人間は人の心に届くものを作らないといけないですよね。
自戒を込めて。