チップチューン音楽集をリリースしました
ファミコン音源を模した素材音楽集をリリースしました。
以前リリースした、この素材音楽集シリーズに寄せられたご意見に「mp3データがあると嬉しい」というものがあったので、今回はoggデータに加え、mp3データも加えてあります。ループ情報はoggデータにしか書き込まれていませんけども。
また、おまけ程度ではあるのですが、今回は効果音も数点加えてあります。
BGMがファミコンでも効果音が妙にリアルだったらおかしなことになるかなと思いまして。
一応、SRPG Studioでの使用を考えて作ったわけですが、収録曲数も多いですし、他のゲーム作品でも使えるのでは?なんて思いますので、興味がありましたらご試聴ください。全曲1ループ聴けるようになっています。
以前、CHIP STEPというゲーム作品に音楽制作として参加しました。
その際、紆余曲折あってファミコンサウンドで音楽を作ったのですが、ファミコン世代であることも手伝ってか、懐かしくも面白く、制作が終了してからも機会があれば、またファミコンサウンドで音楽を作ってみたいと思っていました。
それが今回の音楽集であるわけですけど、使っている音源をCHIP STEPとは変更しています。
CHIP STEPの時は、YMCKさんのMagical 8Bit Plug。
その筋の方々には有名なソフトシンセなんじゃないですかね。CHIP STEPではもう一つ、Chip32という波形メモリ音源を使っていたのですが、メインはこちらでした。
今回の音楽集では、こちらの音源を使いました。
正直、Magical 8bit Plugより使いにくいんですけど、音自体を聴き比べてみると、こちらの方が澄んでいたので、優先するなら音かなと。
全32曲、楽しく作れました。
どちらかというとシチュエーションというか、どういう場面で使用されるのかを考える方が大変でした。ファミコンサウンドの依頼があれば、今度はその作品に特化して作曲してみたいなあ。上記のプラグインにはゲームボーイ音源も含まれているようなので、それも面白そうです。ゲームボーイはステレオですよ、ステレオ。
自分が音楽制作をする際、曲調にもよりますけど、まずメロディーと基本となる和声を譜面に書いていきます。それを後から見返して構成を検討しつつアレンジしながら打ち込んでいくのですが、ファミコンサウンドの場合、発音数に制限がある上に、音色もチープなので、アレンジする隙がほとんどありませんでした。
なので、1曲の中でも出来るだけ色が変わるように、また、メロディーがリリカルなものになるように作ったつもりです。特にメロディーの癖なんかは、高校生くらいの時のものが大分活きているような気がします。
1曲でもどなたかの創作インスピレーションに繋がる曲があると嬉しいな。