君に応えよう

答えが分かっていてもできる限り答えを教えないようにしています。学生時代、小学生に算数を教えていたことがあるのだけど、その時は解き方についてもあまり言いませんでした。答えはもちろん、解き方でも相手の力にならない場合があったりしたんです。
じゃあ、何を言うのか？
まず相手の話を聞き、その中から相手の分からないことを探ります。その上で解き方に気づきそうな質問をします。はっきりいって、場合によってはとても手間のかかることではあるのだけど、自分で考えて発想したこと、というのが自分の経験からすると一番力になるように思いますし、相手の言葉を分析すること、それを相手に分かるように伝えること、これらは自分の力にもなるわけです。
「本当に頭の良い人は、難しいことを簡単に分かりやすく説明できるものだ」
以前こんな言葉を聞きました。
多分物事の本質を掴んでいるからそういうことができるのだろうと思います。
そんな風に人へ語れるようになりたいものです。