誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

2019年が明けました

今週のお題「2019年の抱負」

 

明けました。2019年。

喪中につき、「おめでとう」ではないのですが、良い年を迎えられていますか?

 

今年はどんな年になるのだろうかと楽しみではありますが、まず、現在制作中の素材音楽集を形にしたいなあと思っています。

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ファミコン音源を模したソフトシンセを使って、そういった制約の下、BGM集を作っています。いわゆるピコピコ音で、同時発音数が少なかったり、音量を調節できないパートがあったりと、自分が作曲を始めた頃に使っていたPC98のFM音源より更に厳しい制約なので、難儀な部分もあるのですが、これはこれで楽しいです。

 

制作していると色々なことに気づきます。

 

知らない間に音色そのものの表現力に頼っていたなあと思う部分は初心に帰る思いですし、当時、ファミコンのBGMを作っていた方々は相当苦心されたのだろうなと感慨深かったりします。

 

今の音楽的知識を使っての挑戦ではあるけど、当時好きだったゲーム音楽を思い出しつつ、ファミコンの電源を入れた時に感じたワクワク感を覚えるような音楽を作りたいです。

 

素材音楽集なので、興味のある方は極々限られてくると思いますが、もしよろしかったらご試聴だけでも頂けると嬉しいです。今月末にリリースの予定です。

 

そして、もう一つの目標は、12thアルバムのリリース。

 

色々あったとはいえ、1つのアルバムに3年もかけたくないのです。一年に一つはリリースしたい。

 

実は、音楽で表現してみたい、という物語がありまして、昨年作者さんにお伺いを立ててみたところ、了承を得ることができました。前述の素材音楽集を制作しつつ、こちらの物語から音楽構成を考えているので、2月からフレーズを書き始め、録音と進めていく予定です。制作の進捗と合わせて、細かな内容など少しずつご紹介していけたらいいですね。

 

 もう一つ、また制作のご依頼など頂けるといいなと思っています。

 

こればかりは自分の意思だけじゃどうにもならないのですけど、ゲーム音楽制作など依頼があると嬉しいです。アクションやシューティングというジャンルはあまり担当したことがないので、音楽としても面白そうだなあと思ったりしますが、まあ、今の自分の音楽を聴いてそういうゲーム音楽を依頼しようという人は、チャレンジ精神旺盛だなと思いもするので、「こういう音楽もできますよ」というようなものも作ってみようかなあ、と考えていたりします。

 

一年間、過ぎてみればあっという間なので、年の瀬にどれだけ形にできているか分からないけど、一つ一つクリアして今年も充実した一年だったと思えるよう頑張っていきたいと思います。

 

今年もよろしくお願いします。

2018年を振り返って

早いもので今年ももうおしまいですね。

 

今年は新年早々インフルエンザに罹って寝込んだり、引っ越しして生活環境が変わったりと創作以外の部分でも色々とバタバタした一年でした。体調を崩して寝込んだのは、一体何年振りなのだろうか、ちょっと記憶にないぐらいでした。

 

祖父が亡くなった、というのも大きな出来事でした。

 

突然倒れてしまい、長い間介護生活、寝たきりで、快活ではなかったのですが、やはり亡くなってしまうと時間の流れを感じるというか、改めて今生きている時間を大切にしようと思えてきます。

 

創作活動としては、加藤オズワルドさんの個展音楽制作を皮切りに、久しぶりにM3に出展してみたり、テウルギアさんやてんぽくさんからの依頼でゲーム音楽を制作したり。ずっと形にできていなかった11thアルバムもリリースできたので、環境が変わってバタバタしていた割には色々なことができた一年でした。

 

大した営業活動してない上に、野球の話ばかりしている人間にご依頼頂けるというのは本当にありがたいことです。来年はもう少し音楽や創作の話を呟いてみようかなあ。でも、聴いて欲しいのは音楽であって、思想じゃないというか、音楽を通して思想を感じて欲しいというか…評論家ではなくて音楽家なんだよなあって思うんですよね。

 

さて。

 

今年も一年ありがとうございました。

ご依頼くださった方、音楽を聴いてくださった方、声をかけてくださった方。皆さんから頂けるたくさんの出来事が自分を前進させてくれます。

 

来年はこれら頂いたものを音楽という形で少しでもお返しできたらいいなと思います。

 

皆さん、良いお年を。

クリスマスの贈り物解説

テウルギアさん制作のゲーム作品アデルゲイアに楽曲を提供していますが、今回、そちらで制作したテーマ曲を即興ピアノ演奏してみました。

 

 

毎週日曜日に投稿しているピアノの即興演奏は、録音したmp3ファイルの公開だけなんですが、Macには(というよりQuickTimeには?)オペレーションを動画としてキャプチャーする機能があると知りまして、試してみたわけです。

 

音楽制作者さんからすれば見慣れた光景ですけど、そうでない方からすると、音楽の作られてゆく様子というのは結構珍しいものなのではないかな。

 

映像では、私が演奏しているピアノから送られるMIDIデータを、リアルタイムで取り込んでいる様子が確認できます。

 

多分、多くのDTMユーザさんは、編集等々しやすいようにシーケンスとテンポを決め、縦を合わせながら各パートを打ち込んでいくと思うんですけど、先日リリースしたアルバムのようにループを想定しない音楽などでは、より自分の感情といった想いが反映されるようベーシックな部分を自分の間合いで演奏しています。

 

機材も安価になり、より手軽にハイクオリティーな音楽が作れる昨今、自分ならではものは何だろうと考えると、一つは即興演奏かなと思うんですね。即興演奏という行為自体は昔からあるけど、演奏者それぞれのものですし、その瞬間にしか生まれないという意味では実に音楽らしくもあります。

 

今回の映像で、どんな風に演奏されているのかという部分を楽しんでもらえたら嬉しいです。そして、興味が湧いたら是非、楽器を演奏してみてください。

年末セールしております

クリスマスセールというには期間が長いですが、DLsite.comさんで扱っている作品のいくつかを現在20%から50%の割引価格で販売しております。

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定価で購入してくださる方もいますし、割引期間も長いのでちょっと迷ったところもあるのだけど、作品自体は結構昔のものなので、旧作は50%OFFとしています。ゲームミュージックを集めたアルバムは、サンプルという意味合いが強いので、まあ、度外視ということで…申し訳ない。

 

現在は、来年1月リリースに向けてSRPG向けの音楽素材を制作しています。

 

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ファミコン音源を模した音楽なので、果たして需要があるのかどうか分かりませんが、今の知識であの制約と戦ったらどうなるのか、という興味もあって取り組んでいます。完全に自分の趣味ですけど、小学生の頃に夢中になったファミコンサウンドを使って、当時のワクワク感を表現できればいいなあ。

#14 チップチューンと私【エスパードリーム】

ファミコン時代の好きだった曲を思い出して綴るチップチューンなお話。14回目はコナミエスパードリーム

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ディスクシステムで動いていたアクションRPGですが、私はクリアまで進めませんでした。ディスクシステムを持っていなかったので、友人宅で少し遊ばせてもらった程度です。ただ、それでも音楽は私の好みで、ずっと耳に残ることになりました。

 

粗筋は、本の世界に入った主人公がさらわれた村長の娘を救うために色々な世界を冒険する、というもので、音楽同様イラストなんかも可愛らしかった記憶があります。(パッケージはもう少しデフォルメして良かったような気もするけど)

 

村のBGM、フィールドのBGMが好きなんですが、特にフィールドのBGMが秀逸で、デチューンを使ったフレーズが童話の中というか、夢の中というか、とても幻想的な雰囲気を醸し出していましたね。こんなにも物語を感じさせてくれたデチューンを後にも先にも聴いたことがないです。

 

それにしても、チープな音色なのにこんなにも記憶に残るというのは、自分が幼少だったというのもあるのでしょうけど、それ以上にメロディーが良かったということなんだろうなあと改めて思います。

 

音色自体に表現力がなかったから、メロディーでイメージを喚起させるしかなかった、というのはよく聞く話です。和風のBGMが必要になったって三味線も尺八も使えないわけですから。

 

私も度々依頼があり、ゲーム音楽を作ります。

 

今使える技術は存分に使うべきだし、そこからまた新しいイメージが広がることもあるでしょうけど、自分が好きだった音楽、好きになった音楽を伝えられたらいいなと思います。

 

P.S.

3DSで遊べるんですね。エスパードリーム

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当時、ディスクライターで書き換えれば500円で遊べたような気がするので、30年前と価格があまり変わらないのは不思議ですけど、機会があればお楽しみください。

オーケストラっていいよね

今日は午後からクラシックの演奏会へ行ってきました。

曲目はドヴォルザーク交響曲9番「新世界より」。

 

相変わらず年配の方が多かったのですが、今回は曲目なのか日程なのか不明ながら満員御礼で、ホールの都合上立ち見ができないことから、急遽払い戻しを受け付けるというアナウンスまでありました。定期演奏会には度々足を運んでいますが、こんなことは初めてだったので驚きでした。

 

一応、予習ということでカラヤン指揮の演奏を何度か聴いて赴きました。

 

まあ、ベルリンフィルと比べるのは酷な話ですけど、同じ曲でも大分印象の異なる部分があったりして、とても興味深かったですね。そして、楽器の音とホールの響きを感じることができるのは、毎回とても勉強になります。CDとスピーカーからは得られない感覚は大切かなと個人的には思うわけです。

 

来年早々、もう一つ定期演奏会へ足を運ぶ予定ですが、そこの曲目も実は今回と同じ、ドヴォルザークの9番。

 

そちらでの演奏も、また聴いてみると印象が変わるのでしょうから今から楽しみです。

 

オーケストラっていいよね。

ストーブも終わり

贔屓球団、埼玉西武ライオンズ

今年もFAで流出した選手の補償が済んだようで、あとはキャンプまで特に大きな話題もなく、来年の開幕を楽しみにしつつ創作活動に励もうかと思います。

 

それにしても、巨人からの補償で内海投手が入団するのはちょっと驚きでした。今は衰えているとはいえ、生え抜きの功労者ですし、プロテクトされているものだと思っていたけど、その辺はドライだということですかね。

 

個人的には、巨人に入団する際オリックスの指名を断っているので、巨人に強い思い入れがある人なのだろうなあと思っているのだけど、真面目な人柄を示すエピソードを聞いたこともあるので、少しでも今の若手投手の見本になってくれたらいいなと思います。もちろん、交流戦成績が良好という話も聞くし、打線は強力なので、ローテーションを守ってくれるだけでも十分な数字が出るんじゃないかと期待してます。

 

反面、楽天の補償は金銭でした。

 

まあ、単純に考えて、優勝チームが最下位チームから人的な補償は難しいだろうと思っていたけど、何年経っても獲得したくなるような魅力のある選手がいないというのも虚しいものだね。

 

金銭を選んだ、という話を聞いた時、楽天に対するモヤモヤがなくなったのだけど、多分こういうことなのでしょうね。

 

選手を育てる力がないので、完成された選手をお金で集めることでしかチーム力を向上できない。二軍での努力が一軍で花ひらくという楽しみを味わえないというのも寂しい気はするけど、楽しみ方なんて人それぞれですし関係ないかな。

 

でも、選手を育てられないならドラフトの指名権を譲ってくれたらいいのにね。

 

これなら、育成力のある球団は有望な若手をたくさん獲得してチームを強くできるし、そうでない球団は仕上がった選手を買えばよくなるから、双方幸せなんじゃなかろうか。確か巨人が主体となって作ったFA制度だった気がするけど、仕組みについて考える時期にきているんじゃないかな。

 

何れにせよ、ライオンズのストーブリーグもほぼ終わり。

 

外国人投手を補強するかもしれないけど、あとは来シーズンを待つばかりです。