分からないものだよね
まだオフレコ、ということなので詳しい話はできないのだけど、先日リリースしたアルバムからの一曲を7月、某所で流して頂けることになりました。ありがたい話ですね。
ただ、そこで選ばれたものが「ひとにぎりの未来」という曲。…いや、気に入っていないというわけではないのだけど、実を言いますと、この曲はアウトテイクにしようかどうか迷っていた作品なんですね。他の曲と比べて、シンセサイザー色が強いというか、イメージしていた風景が未来なもので、どことなく浮いているような気がしたんです。
今聴いてみると…どうでしょう。
あれこれ悩んだ末、結局収録したわけなんですけど、前述のようなお話を頂くと収録して良かったのかな、なんて思ったりするわけです。現金だね。
数字で優劣の判断がしにくい、音楽だとか絵画、文章などなど。
作者の意図しない評価をされたりすることは決して珍しくありません。それなら「流行してるから」という風に創作するより、自分が面白いと思うもの、好きであるものを想像して作る方が色んな意味でお得かな、などと思ってしまうのです。