誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

良い音楽とそうでないもの

辛辣な評価を受けている音楽を聴きました。

 

現代音楽を聴いてみると「これって音楽なの?」というものもありますし、好みの問題だってあるだろうから、こういう評価ってそれほど気にする必要ないと個人的には思うのですけども。

 

実際に聴いてみると、やっぱりそこまで辛辣に言われるほどではありませんでした。これなら作曲を始めた頃の自分の曲の方がよほど酷い。

 

そもそも、”良い曲”というのは何でしょう?

 

若い頃、それこそ学生の頃なんかはこういう問題についてあれこれ話をしたものですが、結局のところ、こういう数値で計れない芸術作品というのは、自己満足でしかなく、そこで完成と思えば、その人にとってのその作品は完成ですし、自分が満足できれば”良い作品”だと思うんですよね。人の意見なんて関係ない。

 

ただ、作品には多かれ少なかれコミュニケーションとしての側面があって、誰かに何かを伝えたいという思いが、絵だったり、音楽だったりになると思うんです。そして悲しいかな、作家というのは人の意見なんて関係ないと思いつつ、どこかで誰かに届いて欲しいと願うものだったりするのだね。

 

作品を無視される方がよほど辛い、という話を聞きます。

でも、辛辣な意見を浴びるのもそれはそれで歓迎するものじゃないでしょう。できることなら多くの人に喜ばれたいものです。

 

人の思いは十人十色。

 

ただ自分の心に対して誠実にあって創作すれば、それは良い作品と言えるんじゃないかと思います。誠実であれば辛辣な意見を頂いても「この人の色にはたまたま合わなかっただけ」と思い、過ぎて行けるんじゃないかな。

 

良くない作品というのは、きっと嘘をついているものだと思います。

自分に対して誠実でなく、好きでもないことをしているのは誰にとっても不幸なことですし、きっと魅了するものがないのだろうと思うのです。

 

いつも誠実でありたいね。