誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

初めての大きな病院

そんなこんなで紹介状をいただき、日医大へ行くことになりました。

前回のお話はこちら。

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今まで病院の世話になることがほとんどなかったので、初めての日医大はとんでもなく大きな病院だと感じました。診察受付がどこだか分からないので、建物に入ってすぐの総合案内で尋ねることになりましたし。

 

それにしても、こういう大きな病院ってやっぱり大変な症状の人が来るんでしょうね。今回紹介状を持って参上したわけですけど、紹介状がない場合は別途料金がかかるようです。

 

病院には昼頃に到着。

歩くのが辛い中、受付をするとまず採血。

中央採血室というコーナーがあって、たくさんの人が血をバンバン抜いています。何だか銀行の窓口みたいなところなのですけど、私は採血が苦手なので横になって行いました。…しかし、今思えば”横になって採血”は徹底すべきでしたね。

 

で、問診。

 

やっぱり重篤潰瘍性大腸炎とのことで、これは家では治せない、とのこと。食事をすると悪化するので、即入院してもらうのが一番なのだけど、この時期(2月下旬から3月上旬)は病棟が混んでいて部屋が空いていないのだそうです。個室(VIP)は空いているけど、一泊25,000円以上のところに入れるわけがない。入院期間は一ヶ月というし。

 

なので、部屋が空くまでは処方された栄養剤で我慢しつつ、空いたら入院ということになり、また採血。1日に二回も採血したのは初めてだけど、どうせならさっきの一突きで必要な分を採って欲しかった。

 

その後、いずれ入院することになるので、採血後に患者支援センターなるところで、入院の話を聞くことになったわけですが、あれやこれやと話をしている内に部屋が空きました。こんな病気になること自体が不運だけど、とりあえずラッキーということで、明日3月2日から入院ということになって帰宅。この時、18:00くらいでしたかね。建物が広過ぎて出口が分からず、半泣き状態でしたが。(2Fに出口がある)

 

ちなみに、一応処方された薬を入手する為に調剤薬局へ行ったのですが、栄養剤であるエレンタールだけはどこにもありませんでした。日持ちしないし、使う人も少ないから常備していないのだとか。

 

エレンタールを処方された方はちょっと気をつけたほうがいいかもしれません。

 

その夜、入院書類を書いたり、生物を処分したり、あちこちに連絡したりと入院準備をして眠りについたのが午前1時過ぎ。ただ、しんどいことには変わりないけど、病名が分かったので大分落ち着いていました。あとは頑張って治すだけだ、と。

 

そして、明日へと続きます。

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初めての大腸カメラ

健康診断は毎年受けているのだけど、いわゆる内視鏡というものは試したことがなく、不安よりもどんな感じなのだろうと、しんどい状況ながらもちょっと高揚していました。

 

前回のお話はこちら

 

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潰瘍性大腸炎の疑いをかけられた翌2月28日、大腸カメラの検査を受けることになりました。検査開始時刻は16:00くらいだったけど、9:00に来てくれ、とのこと。

 

ケツからカメラを突っ込んで大腸を観察するので、腸を空っぽにしなければならず、午前中から2リットルの下剤を飲むのですな。この時は時間制限付き。個人的には、短時間で2リットルも飲めば、下剤じゃなくても下るだろうと思うのだけど、ただ空っぽにするだけでなく、カメラの具合が良くなる効果もあるらしい。

 

これらのレクチャーを受けた後、体温を測ったのだけど、私は発熱中でお医者さんはちょっと驚いてました。何でも大腸カメラは相応のリスクがあるので、あまり過酷な状態ではできないのだそうです。インフルエンザも疑われたので、この時検査を受けたのですが、それはクリア。ただ、点滴はすることになりました。脱水症状も危惧しているとか。

 

腸が空っぽになって待つこと三時間ほど。

 

一度座ると立てないので、椅子にタオルを重ねて高くし腰掛けていたのですが、意識がぼんやりしていたためか、あまり長く待った感じがしませんでした。

 

台の上に横になった時点で関節・筋肉痛がひどく、腸の収縮を抑える薬や痛み止めを投与されても何も感じませんでした。ただ、それでもカメラを入れるとそれはそれは酷い痛みで、悲鳴こそあげませんでしたけど、歯を食いしばりつつもじっとしていられない感じでした。「アッー」とかかましてやろうかと思ったけど無理でした。

 

見かねたお医者さんが、そこで眠り薬を投与したので、途中から意識が朦朧とし、気づいたらベッドで運ばれていました。幸い、ポリープや大腸ガンといったものはなかったそうですが、予想通り潰瘍性大腸炎で、その具合がかなり酷く、カメラの痛みもそのためだそうな。

 

ちなみに、その重篤具合は一番酷いレベルだそうで即入院とのこと。

 

ただ、その時19:00過ぎでしたし入院の準備も何もないので、とりあえず今日は帰らせて欲しいと頼んでベッドで休んでいたところ、また内視鏡の先生がやってきてこう言われました。

 

「うちには、潰瘍性大腸炎の専門医がいないから、日医大へ行って欲しい。紹介状は今日帰るときに渡すから」

 

という訳で、カメラ検査でヘロヘロになりながら帰宅し、翌日、紹介された日医大へ行くことになるのでした。

 

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最近のこと

なかなか筋力が戻らず、毎日山登りでもしているような疲労感がありますが、とりあえず元気です。

 

やっぱり一月半も入院してベッドの上にいると、体重だけでなく筋力も落ちるもので、宇宙から帰還した飛行士の方もこんな感じなのかなあと思ったりします。いや、宇宙空間でもトレーニングしてるのかな?

 

幸い、気候も暖かくなってきましたし、なるべく散歩をしたり駅でも階段を使ったりして負荷をかけ、1日も早く筋力を戻したいなあと思っています。今考えると、正月に体組成計を購入して、その時の状態を記録しておけたのは良かったですね。基礎代謝が高いせいか脂肪がつきにくく、筋力は戻っていくので、体脂肪率がだいぶ低くなっています。このままトレーニングすればちょっとしたアスリートのようになるんじゃ?

 

まあ、それはそれとして。

 

現在、複数の方々から音楽制作のご依頼を頂いています。

入院する前に頂いていたお話ではあるので、一ヶ月使えなかったことから大分タイトなスケジュールとなっており、M3に落選したのは今思うと良かったのかなと思ったりしますが、イベントはイベントで楽しいですし、新しい発見があったりもするので、秋はぜひ参加したいところです。

 

そんな訳で、連休中はずっと篭って音楽制作三昧ですが、入院中に欝屈としていた創作意欲をぶつけております。

 

今制作しているものは後に色々な形でリリースされていくかと思いますので、楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

今、頑張ろう。

旧作のキャンペーンを始めました

お世話になっているDLsite.comさんで販売している作品のキャンペーンを始めました。

一部20%ですが、何年か前の作品は50%オフとなっていますので、もしよろしかったらご試聴ください。期間は5/13までです。

また、こちらは最新作につきキャンペーン対象外ですが、全曲ご試聴いただけますので、よろしければどうぞ。

 

今回は落選して出展できない即売会イベントM3ですが、次の秋には「Mana」や、あわよくば次の作品も携えて参加したいですねえ。

潰瘍性大腸炎との出会い

最初は腹痛と発熱でした。

 

1月25日、丁度インフルエンザが流行っていた時期だったし、仕事場にもインフルエンザに罹った方がいたので、病院へ行くことになったのです。割と平熱が高く、ちょっとの発熱じゃビクともしないのですが、この時はちょっと辛かった。

 

診察を受けてみると、インフルエンザではなく胃腸炎とのことで、胃腸の薬を処方されます。曰く「二、三日で良くなるよ」とのこと。もし良くならなければ、もう一度来て欲しいとも言われたけど、インフルエンザでないなら大丈夫だと安心してました。

 

ところが、薬を飲み切っても良くならず、再度外来へ。

 

医者も首を傾げていましたが、胃腸がすごく弱いのかもしれないから時間をかけて治しましょう、とのことで今度は同じ薬を一週間分処方してもらい、帰宅するわけです。

 

薬が効いてきたのか、飲み切る頃には腹痛も治ってきたのですが、この頃から右膝関節が少し痛くなってきます。ただ、右膝は昔走り過ぎて炎症を起こしたこともあり、寒い時期は痛むことがあるので、気にしませんでした。

 

ところが、だんだんと右膝だけでなく左膝や踵など関節だけでなく筋肉が痛くなる事態になり、再度病院へ。

 

同じ薬に加え、痛み止めも処方してもらったのですが、他の病院へ行った方がいいかもしれないと思い始めました。関節、筋肉痛が尋常じゃなかったので、胃腸炎じゃない何かじゃないかと考え始めていたわけです。

 

数日後、血便。

 

その病院へ連絡してみると「うちには詳しく検査する機材がないから●●病院へ行って欲しい」とのこと。他の病院を考えていたので、渡りに船とばかりに行くことにしました。

 

口頭で説明するのがしんどいので、今までの経過をメモ用紙にまとめて持参し、カルテに添えて提出しました。すると潰瘍性大腸炎の疑いがある、とのお話。”潰瘍性大腸炎”って何?

 

詳しく聞くと大腸炎だけど関節や筋肉が痛くなるらしい。ちなみにこの時は足がむくんでくるぶしがなかったです。

 

詳しく検査をしたいので、内視鏡検査を明日にでも受けて欲しいとなり、この日は採血とばい菌の検査を受けて帰宅。翌日に検査を受けることになるのです。

 

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退院しました

本日、4月15日に無事退院しました。

関係各所の皆さんには大変なご迷惑、ご面倒をおかけしました。

申し訳ない気持ちと感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。

 

病名は”潰瘍性大腸炎”。健康な人でも突発的に患ってしまう病らしく、発症したら完治はしないのだそうです。なので、これから一生炎症を抑える薬を飲み続けなければならないし、乳製品や肉、油を多く使った食べ物(揚げ物や天ぷらなど)、繊維質の野菜、コーヒー、紅茶、炭酸飲料、アルコール、辛いもの、熱いもの、冷たいものを控える必要があります。どれも病が悪化するので。…ピザなんてもう食べられないだろうなあ。

 

また、定期的に外来へ行き、経過を観察しなければならないので、少々しんどいです。ただ、難病指定されているので、福祉手当や医療費の負担が軽減されることは助かります。

 

入院した時、それはそれは酷い状態だったそうです。炎症が酷いのはもちろん、出血だらけ。血液から体の炎症を数値で確認できるそうなのですが、健康状態の方とは桁が3桁違っていたそうです。

 

今回色々な経験をしました。

 

入院自体が初めてでしたが、点滴や大腸カメラ、胃カメラCTスキャンと造影剤、25日禁食、透析治療などなど。潰瘍性大腸炎の治療だけでも色々とあります。

 

そして、退院間際に脳梗塞で倒れたことも初めての経験でした。

 

強烈な頭痛に吐き気からの失明。集中治療室への移動。高気圧酸素療法による治療と回復。この辺りの話も色々とありますので、後日まとめて記事にしようかと思います。

 

とにかく生きていてよかった。

 

冬に入院し、退院してみれば季節は春で、元号は変わるし、イチローは引退するし、2019年は忘れられない年になるのだろうと思います。

 

ちなみに、病室に譜面と鉛筆、ピアノアプリを持ち込んで作曲してました。

 

いつものようにピアノを弾きながら作ったのではなく、人差し指一本で探りながら作ったので、ちょっと雰囲気が違うかもしれませんけど、リリースの際は楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

まずは、60kgから48kgまで落ちた体重と筋力を戻し、日々の生活を疲れず過ごせるようにならないといけないけど、コツコツと頑張ります。

 

長くなりましたが、まずは退院のご報告でした。

 

生きてるっていいな。本当に。

入院しました

突然ですが、難病を患ってしまい、一ヶ月ほど入院することになってしまいました。

 

1月から腹痛と発熱に始まり、2月には関節・筋肉痛が加わったところ、足が驚くほどむくんでしまい、現在歩行困難です。足に比べれば大したことないけど、肘や手首、背中も痛い。

 

地元の個人病院では原因不明(多分胃腸炎)だったところ、回復に向かわないので大きな病院へ行くように指示され、そこで検査を受けて病名が判明したのですが、すでに最悪の状態だったので、専門医に処置してもらった方がいいとなり、本日から入院となったのでした。

 

ですので、メールの確認やお返事が一ヶ月ほどできません。

 

今時スマホではないというのが、こういうところで影響するんですねえ。

 

iPod touchはあるので、院内にWi-Fiでもあればと思うのですが、そもそも私が移動できないので、病室にでもない限りtwitterなんかもできないですね。

 

入院後には色々と検査をして、合併症などがないかも調べるそうです。

 

入院は初めてですし、食事をすると悪化する病気らしいので、点滴と栄養剤みたいなものを摂り続けるというのは不安一杯なのですが、無事に退院したら、またこちらのブログで退院の報告をできればと思います。

 

よろしくお願いします。

 

P.S.その後をまとめました

 

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