誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

初めての大腸カメラ

健康診断は毎年受けているのだけど、いわゆる内視鏡というものは試したことがなく、不安よりもどんな感じなのだろうと、しんどい状況ながらもちょっと高揚していました。

 

前回のお話はこちら

 

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潰瘍性大腸炎の疑いをかけられた翌2月28日、大腸カメラの検査を受けることになりました。検査開始時刻は16:00くらいだったけど、9:00に来てくれ、とのこと。

 

ケツからカメラを突っ込んで大腸を観察するので、腸を空っぽにしなければならず、午前中から2リットルの下剤を飲むのですな。この時は時間制限付き。個人的には、短時間で2リットルも飲めば、下剤じゃなくても下るだろうと思うのだけど、ただ空っぽにするだけでなく、カメラの具合が良くなる効果もあるらしい。

 

これらのレクチャーを受けた後、体温を測ったのだけど、私は発熱中でお医者さんはちょっと驚いてました。何でも大腸カメラは相応のリスクがあるので、あまり過酷な状態ではできないのだそうです。インフルエンザも疑われたので、この時検査を受けたのですが、それはクリア。ただ、点滴はすることになりました。脱水症状も危惧しているとか。

 

腸が空っぽになって待つこと三時間ほど。

 

一度座ると立てないので、椅子にタオルを重ねて高くし腰掛けていたのですが、意識がぼんやりしていたためか、あまり長く待った感じがしませんでした。

 

台の上に横になった時点で関節・筋肉痛がひどく、腸の収縮を抑える薬や痛み止めを投与されても何も感じませんでした。ただ、それでもカメラを入れるとそれはそれは酷い痛みで、悲鳴こそあげませんでしたけど、歯を食いしばりつつもじっとしていられない感じでした。「アッー」とかかましてやろうかと思ったけど無理でした。

 

見かねたお医者さんが、そこで眠り薬を投与したので、途中から意識が朦朧とし、気づいたらベッドで運ばれていました。幸い、ポリープや大腸ガンといったものはなかったそうですが、予想通り潰瘍性大腸炎で、その具合がかなり酷く、カメラの痛みもそのためだそうな。

 

ちなみに、その重篤具合は一番酷いレベルだそうで即入院とのこと。

 

ただ、その時19:00過ぎでしたし入院の準備も何もないので、とりあえず今日は帰らせて欲しいと頼んでベッドで休んでいたところ、また内視鏡の先生がやってきてこう言われました。

 

「うちには、潰瘍性大腸炎の専門医がいないから、日医大へ行って欲しい。紹介状は今日帰るときに渡すから」

 

という訳で、カメラ検査でヘロヘロになりながら帰宅し、翌日、紹介された日医大へ行くことになるのでした。

 

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