カフェの君
昼の休息読書に日頃利用しているカフェ。一部の店員さんには覚えて頂いて、「こんにちは」と店に入ると空席を確認してくれて、「いつものですね」とコーヒーを淹れてくれる。すっかり常連だけど、名乗っていないし、店員さんと違って名札を付けているわけでもないので、あちらからはどういう風に認識されているんだろう。…いつもマグカップでお願いします、と言っていたから”マグカップの客”…かな?
そんな中、先日、あちらから話を振られました。
「いつも本を読んでいますけど、小説ですか?何を読んでいるんですか?」
そんなに本を読む人間が珍しいのかなあ、と思いつつ、専ら推理小説と答えると、どうやらあちらさんも読書が好きらしい。最近は森博嗣さんを読んでいるそうだが、以前はいわゆる新本格を好んでいたそうな。
かく言う私も新本格からミステリに入ったクチなので、コーヒーを淹れてもらいながら少し本の話をしてみました。お勧めの本があれば教えてくれと言ったところ、逆に教えてほしい、とも。一冊名前を出したら、既読だったし難しいなあ。
以前にも書いたけど、周りに小説を読む人間がいないので、こういう話ができるのは良いですね。本に限って言えば、相手と趣味が少しずれている位の方がいいかもしれない。
…それにしても、恋愛小説みたいな展開だなあ。