誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

自由でいこう

映像音楽の制作をするようになってから、割と時間を計算するようになってきた。
依頼される方それぞれだけど、「この●分〜△分まで■■な音楽が欲しい。途中のこの辺で音が盛り上がるといいな」といった風にお願いされることもあるのです。で、テンポやら小節数をあれこれ考えてアイデアをスケッチしていく。
映像に音がマッチした瞬間に、何とも言いようのない気持ちよさがある一方で、創作を発想する手順としては逆(演奏時間は後から決まるということ)なんじゃないか?なんて映像音楽を作っていると頭をよぎります。
アーティストと職人の話を友人とします。
結果的には両者とも良いものを作るけど、前者は枠を飛び出して、後者は枠にぴったりの作品を作る。
映像音楽の世界だと、多分後者の方が好まれるんじゃないかな、とは思うけど、私は映像の中でも自由でありたいな、なんて思うのです。