誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

BLUE NOTEでの一夜

12/30、行ってきましたBLUE NOTE TOKYO。結局14時くらいに着いたのだけど、写真の通り、28番目の入場と合いなりました。
300人くらい入ると聞いていたので、イメージしているジャズクラブより広めな空間を想像していたんですけど、割とこじんまりした感じでしたね。ただ、間接照明が基本だし、テーブルにはろうそくの炎と上品な感じです。
私は自由席なので、椅子取り合戦のようなものを想像していたんですが、一人一人スタッフが案内してくれます。「どのようなお席がよろしいですか?」って感じで。私はピアノのすぐ隣に座りました。飲み物は今夜限りの特別カクテル「THE P.M.G」。
演奏については…言葉にするまでもないですね。知っている曲もあったし知らない曲もあったけど、どれもが素晴らしく、ずっと聴いていたいと思えるものです。何より、影響を受けたアーティスト達が目の前、数メートル先で演奏しているという事自体がまるで夢のようです。ピアニスト、ライル・メイズの小指は私の人差し指より長いんじゃなかろうか?
一度退場した後、アンコールの拍手に迎えられて再びステージに向かう時、ベースのスティーブ・ロドビーが私の椅子にちょっとつまずいたんですけど、その時「Sorry」と言って背中をポンポンと叩いてくれたのも感激です。
ああ、きっと今頃、カウントダウンライブ中なんでしょうね。また、BLUE NOTE TOKYOに来た時も必ず行くぞ!なんて思いながらアンコール曲「Minuano」を鼻歌しながら帰路についたのでした。本当、生きてて良かった。
それから、もう一つ印象的なことがありました。
同じテーブルについた人とお話したのですが、こういう所に来る人ってのは相当な音楽好きーというかジャズ好きーですよね、ということ。決して安くはないし、20歳未満は入場できないし。それを裏付けたのが、携帯電話に関するアナウンスが一切無かったことでした。そして、もちろん誰の携帯電話も鳴らない。
観客のみんながアーティストに敬意を払い、一音一音に耳を傾け、音楽を楽しんでいる。そんなBLUE NOTO TOKYOが一度で大好きになりました。


さて、最後まで音楽の話ばかりになってしまったけど、今年もたくさんの人にお世話になりました。本当にありがとうございます。来年はもっと素敵な作品を届けられるよう精進して参りますので、今後とも宜しくお願いいたします。
それでは皆さん、良いお年を!