BLUE NOTE TOKYOへ行ってきました
先日BLUE NOTE TOKYOへ行ってきました。
学生の頃に知り、以来、ずっと聴き続けているアーティスト、パット・メセニー。私の最も好きな音楽家の一人なのですが、今回は私の好きな頃とはメンバーが大きく異なり、実を言うと、ライブ自体に行こうかどうか迷っていました。
ライル・メイズ、というピアニストがいます。
この方が、私の好きなパットメセニーグループを支えていた(というと語弊があるか?)のですが、私の好きなサウンドはこの方のものが色濃いのです。もちろん、パット・メセニー自体のサウンドも素晴らしいですよ。上手く伝わりにくいかもしれないけど、イメージとしては、好きなラーメン屋さんのスープが変わった…という感じでしょうか。麺や具材はそのままで。
ただ、それでも新しいものに常にトライし続けるという氏らしい活動ですし、そういった前向きな姿勢にも共感するところがあるので、今回は楽しみと不安の中、臨んだライブでした。
私が予約した2ndステージの開場は19:00ですが、チェックインは15:30からということで、16:00くらいに到着。ラウンジは1stのお客さんで溢れんばかりでした。
最近少し疲れていたので、1stのお客さんが入場してガラーンとなったラウンジで一人ウトウト。ソファはフカフカだったけど、自分以外店員さんという環境は意外と落ち着かないものですね。
開場。
前回はピアノのすぐ側だったけど、今回は正面カウンターに座りました。写真はそこからの風景。お客さん、たくさんですね。ちなみに、自由席でも店員さんがエスコートしてくれますよ。ジャズやフュージョンがお好きな方は、是非、一度行ってみてほしいです。
流石に演奏中の撮影はできないので、そこは割愛しますが、演奏も素晴らしいものでした。私の好きな曲のアレンジもありましたし、きっと最近の作品なのでしょう、知らない曲もありました。途中、ドラマーがスティックを落としてしまう場面もあってヒヤリとしましたが、そこはプロ。そんな瞬間が分からないくらいスムーズにリカバリーしてましたね。
ピアニストの方も良かったです。
ギターとピアノだけで演奏する曲として、私の好きなPhase Danceを選ばれたというアドバンテージもあると思いますけど聴き易くて楽しかったですね。ペットボトルの水を3本空けていたのは驚いたけど。
終焉。
二時間は越えないだろうと思っていたのですが、終わってみれば22:00過ぎ。
やっぱり1stステージの場合、2ndが控えているので超過できないのでしょうけど、2ndは次がないので、アーティストの趣くままに演じることができるんじゃないですかね。フロントの方とお話したら、今回は2ndステージがとても長かったと言ってましたし。ですので、皆さん。遅い時間でも平気なら是非2ndステージでどうぞ。
そして、 翌日。
なんだかんだ言って、やっぱり楽しかったです。
CDで聴くのとは違う、ライブ感。こうして言葉にするのは簡単ですけど、言葉だけでは伝わらないものが確かにあります。
最近は娯楽も増えて、趣味として音楽を挙げる方も少なくなってしまったのかもしれないけど、是非一度、こういった奏者を前にした演奏を聴いてほしいです。個人的にはマイクを通さないライブが一番好きですけど、今回のBLUE NOTE TOKYOのようにマイクの存在を感じさせないくらい自然なライブもあります。
また一つ、音楽を好きになった一日でした。