誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

ダメです。

昨日の日記の続き、今日は「築地で一番ダメな男」。
このお話、挿入歌はないのだけど、ある意味では挿入歌より強力な曲が登場します。この誰もが知っているであろう曲のため、音楽は「TSUKIJI流」より後ろに下がっている感じですね。
そのかわり、というのも変だけど、音楽の指示を受けたところに尺の長い部分があったので、ここぞとばかりにピアノを弾いてみました。即興で。録音したピアノに後からシンセサイザーを重ねたのだけど、割といい雰囲気が出たかな?
また、前のお話で使った「築地のテーマ」をアレンジして使ったり、こっそりと音楽的な暗示…というか遊びをしてみたり等々、自由に展開させたりなんかしてます。監督さえ気づかないほどにね。こっそり何かをするというのは実に楽しい。
さて、今回始めて商業映画の音楽を担当した訳ですが、色々と勉強になる部分がありました。音楽的なこととか、裏事情とか。もし、また機会があれば今回の経験を活かしてより良い音楽を作るということで、感謝の意を表したい。
聞くところによると、この映画は昨年からテレビで紹介されたり、初日公開日はチケットが売り切れて当日入場できなかったらしい。
みんなの努力が報われますように。