誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

#10 チップチューンと私【マイクタイソン パンチアウト】

ファミコン時代の好きだった曲を思い出して綴るチップチューンなお話。10回目は任天堂のマイクタイソン パンチアウト

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前回から”パンチ”繋がりですけど、こちらはボクシングのゲーム。

当時はマイクタイソンがヘビー級チャンピオンということで、これもコラボレート作品ということになるのでしょうか。最後の相手はマイクタイソン。

 

ゲームのシステムとしては簡単で、相手の動きを見極めてパンチを繰り出していくというものなんですけど、そのタイミングが段々とシビアになってくるわけです。また、弱点というか、特定の攻め方が必要な相手も登場するので、思考能力も必要ですかね。

 

この作品もBGMの種類はそれほど多くありません。ただ、特徴的な相手が多いので、その登場曲に様々ある、という具合でしょうか。でも、その登場曲もキャラクターに合わせた雰囲気を持っていて素晴らしいですし、多く聴くことになる戦いのテーマも”ボクサーの孤独な戦い”をイメージさせるような熱く、でもどこか切ないものです。

 

最近、というほど新しくもないんですけど、Wiiでリメイク版がリリースされています。

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ファミコン版の曲がアレンジされているのですが、その出来も原曲のイメージを壊さない素晴らしいものだと思います。また、遊びやすくもなっていますし、こちらは挑戦者として挑んだ後、チャンピオンとしての防衛シリーズがあるそうなので、相手にマイクタイソンがいなくても、十分に楽しめるんじゃないかなと思います。

 

ヌンチャクリモコンでボクシングさながらの楽しみ方をするのも楽しいけど、遊び比べて、音楽を聴き比べてみるのも面白そうです。おすすめ。

夏の終わりに

今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」

 

先日、祖父が亡くなったということで通夜、葬儀へと行ってきました。享年89歳。

ただ、8年くらいは闘病生活だったということなので、元気だったのは80歳くらいまでですかね。一人で世界一周旅行へ行くようなパワフルな祖父でした。

 

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写真は祖父の家から少し歩いた道。ご覧のように何もありません。「散歩に行ってくる」と声をかけたら「熊に気をつけろ」と言われるような山の中だけど、子供の頃から変わらないなあと思います。

 

私の知る祖父は農業を営んでいて、リンゴやトマトを作っていました。特に今の時期のような夏にはトマトを収穫して農協(多分)に納めていたんじゃないかな。子供の頃は軽トラックの荷台に乗って、畑や納品にくっついて行った記憶があります。もうあれから30年くらい経つのかな。

 

津軽訛りのせいで、何を言っているのか分からないこともあったけど、「食べ物を粗末にするな」とか「他人に負けるな」と言われたのが印象深く、自分の負けず嫌いはこんなところにあるのかな、と思ったりもします。

 

ここ数年で美味しく飲めるようになった日本酒。祖父も大好きだったので、是非とも一緒に晩酌したかったのだけど…残念です。

 

昨今、もっと早く亡くなる方がいることを考えると享年89歳。長生きの部類に入るんじゃないかなと思います。自分はこんなに長く生きられる自信がありません。

 

「人生で一度でも生きていて良かったと心から思える瞬間があったなら、その人の人生は良いものだったといえる」とはニーチェの言葉。

 

たくさんの苦労はあったと思うけど、素晴らしい人生であってくれたら、と願わずにはいられません。お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

 

自分も人生を終えて、また生まれ変わることがあれば、また孫として生きたい。

#9 チップチューンと私【キングコング2 怒りのメガトンパンチ】

ファミコン時代の好きだった曲を思い出して綴るチップチューンなお話。9回目はコナミキングコング2 怒りのメガトンパンチ。

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映画”キングコング2”が題材となっていたそうですが、私は観たことがないので、どこまで原作に沿っているのか何とも判断がつきません。ただ、当時は映画やアニメをモチーフにした作品が少なくなかったので、登場するキャラクターや舞台がそれ、というゲームだったのかもしれません。

 

ジャンルはアクション。囚われたレディコングを助けに行く分かりやすいお話で、一応エンディングもありました。もちろんセーブ機能はありません。パスワードもない。

 

ヒントもなしに、広い世界を巡ってボスを倒すということで、私にはクリアまで遊べなかったのですが、とにかくBGMがとてもカッコよかったんですね。キングコングの憂いと巨大さが感じられる力強い音楽。曲数は少ないんですけど、一つ一つ洗練されてました。ボス戦BGMなんか今聴いても素晴らしいです。

 

当時はコナミの作品に好きなBGMが多かったような気がします。グラディウス悪魔城ドラキュラなんかは最近の人でもご存知でしょう。その他、色々とあるんですけどこれらは追々お話しできればいいなと思います。

 

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年末に向けて

先日、ゲーム音楽制作のご依頼を頂きました。

コツコツと創作をしてはいるものの、側から見ると何もしていないようにも見えるので、こうして声をかけていただけるのは大変ありがたいです。

 

ジャンルはパズル、になるのでしょうか。

 

ゲームのテンポを知るために動画を拝見したのですが、理屈は分かるもののちょっと難しそうだなあという印象でした。ただ、動画を見ただけですし、きちんと遊び方が分かればそうでもないのかも。

 

聞くところによると、年末にリリースしたい、とのこと。

 

割とタイトではあるのだけど、作品のテーマは私の好きなジャンルですし、私のこれまでの曲を聴いていただいた上で、ほぼおまかせいただけるので楽しく作りたいなと思います。

 

年末に向けて、11thアルバムの制作と今回のゲーム音楽制作、もう一件先行して1曲ご依頼があったのですが、こちらはラフがパスしたのでこれからボーカルのための譜面作成。

 

少々バタバタしてきましたけど、どれも良い作品になるよう頑張ります。

宣伝も頑張りたいけど…難しい。

 

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#8 チップチューンと私【デッドゾーン】

ファミコン時代の好きだった曲を思い出して綴るチップチューンなお話。8回目はサン電子デッドゾーン

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テキストを読んでコマンドを選び、物語を進めていく、いわゆるアドベンチャーゲームです。一応、音楽が好きという体でお話をしていますけど、本作品はタイトルとミニゲーム、エンディングでしか曲が流れません。それでも今回取り上げたのは、私が初めてエンドまでたどり着いたAVGであり、エンディングに感動したからなんです。

 

舞台は遠い未来のスペースコロニー

婚約者に呼ばれて来たはずなのに、主人公は何故か廃棄所で目が覚めます。

そこには婚約者へ贈ったロボットが捨てられていて、修理しつつ廃棄所を脱出し婚約者のところへ向かうのですが…というのがあらすじ。

 

今のゲームのような親切さはないし、取り立ててヒントもなければネットもない。友人同士であれこれ意見を出し合いながら進めて行くのですけど、まあコマンドも多くて難しいんですね。特に悩まされたのが英単語の入力でした。やっとローマ字を習う小学生にはキツいものがあります。

 

それでも、どうにかこうにかエンドを迎えるわけですが、ラストのロボットのセリフと演出に心打たれます。今となってはベタな展開かなとも思うんですけど、子供心には来るものがありました。

 

そしてスタッフロールで流れるエンディングテーマ。

ミニゲームで流れる曲の編曲版(あるいは逆か?)なんですが、物語を締めくくる暖かさを感じます。主人公たちの表示を”キャスト”として流すあたり、スタッフの皆さんは映画を意識されていたのかなと思います。

 

今の小学生の心を打つかどうか分かりませんが、自分たちで考えて問題を解決し、ゴールに辿り着く物語を体験できたのは貴重だったなと思います。特に当時は本を読まないタイプの人間でしたし。

 

思い出深いゲームです。

 

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#7 チップチューンと私【ファンタジーゾーン】

ファミコン時代の好きだった曲を思い出して綴るチップチューンなお話。7回目はサン電子ファンタジーゾーン。オリジナルはセガだから、セガファンタジーゾーンというべきかな。

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横スクロールのSTGなんですけど、お金という概念があってこれを元に兵装を整えていくというものです。左右のスクロールも任意なので、何となくアドベンチャーゲームのような気がしないでもなく、当時はあまりSTGという感じがなく遊んでいました。ひたすらお金を貯めて武器買ってみたりとか。

 

どのステージのBGMも非常に良いです。コミカルポップでキャッチーで。当時、TV番組でも使われていたような気がします。(風雲たけし城だったかな)また、YK-2(古代さんのペンネームだったかな)先生がテンポを早くするとカントリーミュージックみたい、と言っていた、というのをベーマガで読んだ記憶があります。

 

ゲーム自体は小学生の自分には難しく、やっぱり最後までいけませんでしたけど、音楽だけは前述の通り耳に馴染みやすく、時を経た今も耳に残っています。

 

セガの作品ってマニア向けというか、何となくズレたところにあるようですけど、ファンタジーゾーンの他、ファミコンではないけど、アウトランアフターバーナーなど素敵な音楽を聴かせてくれるゲームがたくさんありました。アウトランなんかは私がラテン音楽好きになるきっかけでしたし。

 

ファンタジーゾーンも今聴いてもポップ・ミュージックとしてとても良いです。

 

音源の限界を超える、とか、データ的に優れている、というのはよく分からないけど、個人的には、音楽を楽しもうとする時、そういうものってそれほど必要じゃないと思うんですよね。楽譜が読めないと音が聴こえないわけじゃない。

 

そういうことを感じさせず、言わず、難しいことを涼しい顔でこなし、ただただ素敵な音楽を聴かせられる。

 

そういう創作がクールですね。

 

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”グリーンマイル”を観ました

仕事仲間の勧めで映画、”グリーンマイル”を観ました。 

グリーンマイル (字幕版)

グリーンマイル (字幕版)

 

こちらが予告。

日本語字幕の入っているものもあったけど、こっちの方が作品の雰囲気が伝わるかな。

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映画を観ると余韻に浸るというか、例えば悲しい映画を観た後はしばらく悲しい気分になって気力が萎えるので、できれば温かい気持ちになる作品とか、自分も頑張ろうと思えるような映画が観たいなあと思うわけです。

 

そんな話をして勧められた作品がこの”グリーンマイル”。

 

舞台は世界大恐慌時代の死刑囚収容所で、主人公はここの主任なのですが、ある日ここに大きな黒人男性が送られてきます。ここに送られてくるということは、つまり相応のことをしたからなのですが、主人公は、彼と過ごす内に冤罪なのではないかと疑問を抱くようになるのです。そして…。

 

時間にして180分ほどあるので、軽く観るにしては長いでしょうか。でも、観るに値する重厚な作品だと思います。残虐なシーンというわけではないけど、電気椅子のシーンは結構辛い。

 

私は映画について疎いので作品名すら知らなかったのですけど、当時は注目されたらしく、私が勧められた際も幅広い年代の方から「観といた方がいい」と言われました。みんな映画観てるんだねえ。

 

ただ、観てみると想像していた余韻ではなかったです。

 

暖かいシーンもあるし、心を動かされるシーンもあるし、良い作品ではあるのですけど、終わり方が切ない。悲しい終わり方をするわけじゃない(人によっては悲しいかも)のだけど、「良かった」という終わり方でもなく、善や悪というものについて考えさせられたりもするので、何かこう、「前を向いて行こう」という気持ちにならなかったんですね。

 

映画好きな方は、当然観ているだろう作品ですが、もし興味があればご覧になってみてください。長いけど、一人でじっくり観ることをお勧めします。