休眠口座は誰のもの?
先日耳にしたのだけど、銀行や郵便局にある休眠口座の残額を国のものにしてしまおうという話があるとかないとか。
休眠口座の定義は知らないけど、国民の生活を疲弊させておいてよくまあこんな姑息なことまで思いつくものだな、なんて思ったりします。
街頭インタビューだと「どうせ数百円しかないから構わない」という声が多数らしいけど、実際のところは知らない。そんな心証操作なんていくらでも出来るわけですし。
何年前からですかね。国民の色々な情報を集めて国側(或は大きな団体)が管理しましょう、というような向きになってきているような気がします。情報が複雑になってきたからシンプルに一元管理しましょう、というような話も聞きますね。
でも、こういうのってどうなんでしょうね。
個人的には、それぞれの細かな個人情報まで管理、統制されていくのは気持ちが悪い。SF小説で描かれるユートピアでは、よく見かけるのだけど、こういった管理社会の先にあるのは、無思考ということなんですよね。物事に対して疑問を抱かなくなる、そして何も考えなくなる。
「人間は考える生き物である」と言ったのは誰だったか。
私は寧ろ「考えて生きるから人間は人間でいられる」と思うのだけど、SF小説で描かれるような世界に向いつつあるのかもしれないね。