視線を感じる時
本を読んでいると、時々「視線を感じた」なんていう一文に出くわすことがあります。
私の場合、読む本と言えばほとんどがミステリなので、尾行だったりと割と緊張しているような場面での話が多いのですが、実際のところ視線って感じるものなのでしょうか。
注目を浴びる、とは少々違っていて、詳しく言うと”人に注視される場面ではないはずなのに、注視されていると感じる”ですかね。
そもそも視線を注がれること自体があまりなさそうですけど、例えば誰かに尾行された時、その視線を感じることができるかと問われると、多分無理だろうなと思うんです。例え同じ服装の人がずっと付いてきていても、相当なことがないと気づかないのではないかなあ、と。
以前、間違って女性専用車両に乗ってしまったことがあったのだけど、その時ですら、何となく見られているような気がする、という程度でした。
そういう世界に住んでいる人は、そういう感覚が養われるってことなんですかね。特に尾行される心当たりもないのですが、帰宅の途中、ふと考えたのでした。