誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

#17 チップチューンと私【ファザナドゥ】

ファミコン時代の好きだった曲を思い出して綴るチップチューンなお話。17回目はハドソンファザナドゥ

www.youtube.com

当時ハドソンからリリースされていたゲームなんだけど、確かマル超シリーズの第2弾と呼ばれていた記憶があります。第1弾はボンバーキングで第3弾は桃太郎伝説だったかな?第4弾は知らない。

 

ザナドゥというと日本ファルコムからPCで発売されていて、記録的な売上を達成した伝説のようなソフトで、これがファミコンに移植されるというお話が話題になったとかならなかったとか。

 

当時小学生だった自分にとっては、PCでどういうセールスがあるかなんて知る由もなく、ただただハドソンから発売されるアクションRPGでしかありませんでした。文字の大きさにインパクトがありましたね。

 

ゲームの内容はPC版のそれとは大きく異なっていて、そのせいで日本ファルコムはハドソンに良い印象を持たなくなったとかならなかったという話を読んだのだけど、単純にアクションRPGとして楽しめた作品でした。武器や防具の装備を変えると主人公の姿がちゃんと変わるというのも素晴らしい。

 

音楽ももちろん良かったです。

 

この作品、ハドソンが移植(というか名前だけ借りた?)したのだけど、音楽はハドソンオリジナルってことでいいのかな。オープニングからエンディングまで隙なくいい曲で、30年近く経った今でも耳に残っている上に、時々鼻歌歌ったりするほど好きです。オープニングはヒロイックでカッコいいし、教会の切ないメロディーも好き。各ステージで流れる曲も雰囲気が出ていて素晴らしいのです。…今遊んでも音楽と一緒に楽しんでもらえるんじゃないか。ザナドゥファンは複雑だろうけど。

 

それにしても。

 

こういうチープな音で作られた曲なのに、何十年も耳に残るって凄いことだと改めて思います。それだけ印象に残るメロディーだったということなんでしょうけど、この後、SFCになって音色の表現力が向上したと言っても、こういう力強いメロディーがあって、後に名曲として残るんだろうなあ、なんて思うわけです。

 

こんな風に後々鼻歌歌われるような曲を作りたいものです。