誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

青リンゴばかり

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3月8日から始まったステロイド治療。

 

危ないクスリなので、朝と昼に分けてキメていると、全身の関節・筋肉痛もほぼなくなり、単に”お腹を下している状態”が続いていました。食事はなし。

 

一応、点滴に糖分の多いものが含まれているので、口の中が黒飴を舐めた後のような感じで何となく甘いのだけど、それ以上にトイレの回数が増えますね。クスリの時以外は水も飲まないのに。

 

ある意味では安定した状態だった3月の中頃。

流石に点滴だけだと栄養がキツイということになり、エレンタールという栄養剤を処方されることになりました。

 

そう、入院前日に処方されたけど、どこの薬局にもなかったアレ。

 

流石に病院には常備されていたようで、滞ることなく朝と夜に飲むことになりました。この時期の私の食事といえばこのエレンタールでしたね。

 

エレンタールは粉末状の栄養剤で、水に溶かして飲むものです。丁度プロテインみたいな感じです。で、味がない。そのため、”フレーバー”という、言ってみれば”味”の粉を混ぜて飲むわけですが、数日分のそれが全部”青リンゴ味”でした。何故だ?

 

入院前の処方箋に色々な味が書かれていたので、なぜこんなにも青リンゴを推すのかちょっと分かりませんでした。色々混ぜてくれたらいいのにって思うでしょ?

 

この辺、特に腹を立てているというわけじゃないんですけど、冗談半分で看護師さんに話していたら色々と手を回してくれて、色々な味を楽しむことができました。病院にもない味はあったけど、試した中では、グレープフルーツ味とヨーグルト味が飲みやすいです。さっぱり梅味もいいですね。

 

結局、味がないとは言え、飲んだ後にはクスリのような苦味があるので、グレープフルーツやヨーグルトの苦味、酸味がそれを消してくれるんですね。だから相性がいい。逆にオレンジやパイナップル、コーヒー味は今ひとつでした。

 

この頃の私の主治医は毎日来るわけでなく、時々風のように現れて、忙しそうに去っていく先生だったので、なぜ青リンゴばかりなのか尋ねられなかったのだけど、その後に尋ねてみると、「青リンゴが飲みやすいという患者が多かったから」という理由でした。

 

なるほど。確かに飲みやすかった。

でも、食事のない身としては、色々混ぜても欲しかった。

 

そして、このエレンタールは、始まった頃こそ朝と夜だけだったけど、その後、朝、昼、晩と本当に食事のように飲むことになるのでした。本当の食事が始まるまで。

 

もし、今後エレンタールを飲む機会があったら色々なフレーバーをお楽しみください。個人的にはコンソメ味ってのを飲んでみたいなあ。

 

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