BlueNote東京へ
先日、BlueNote東京はパットメセニーのライブへ行ってきました。
写真は演奏終了後。皆さん帰り支度をしている時のもの。
ステージのディスプレイには、今後のライブ情報が表示されるのですが、ミロスラフヴィトウスの情報が出た時に場がざわめく辺り、世代を感じます。
私がパットメセニーを知ったのは20才そこそこの頃で、スティーブライヒの「エレクトリック・カウンターポイント」が初めでした。だから、最初は現代音楽の人なのかなと思っていたのですけど、後にミックスのお手本として勧められたアルバム「シークレットストーリー」でジャズの人だと知り、彼の生きる歓びに満ちた音楽にすっかり魅了されてしまったのでした。
それ以来聴き続けているので、自分のポップ・ミュージックに対する感覚は彼の音楽によるところが大きいんじゃないかと思います。
私がBlueNote東京へ行くのは今回が3回目。いずれもパットメセニーのライブです。
いずれの演奏も素晴らしいものでしたが、今回はノイズ(ジーというような)が目立ったような気がしました。過去2回は感じなかったはずなんだけど…どういうことなんだろう。
今回、前回と若手の気鋭音楽家を連れてのライブで、ここ数年は新しい才能の発掘に注力しているのかなあと思う一方で、個人的には、それこそ私が聴き始めた頃のような、パットメセニーグループのライブを聴いてみたいなあと思いもしています。
初めて行ったライブは、そういうメンバーでした。
パットメセニー、ライルメイズ、スティーブロドビー、アントニオサンチェスで、ライブは「フェイズダンス」から始まったことを覚えています。
学生の頃から聴き続け、間近で演奏を見ることなどないだろうと思っていた人たちがすぐ側で演奏している。夢のような時間でした。アンコール演奏に登場した際、スティーブロドビーが私の椅子に少しつまづいて、「Sorry,Sorry」と言いながら背中をポンポンと叩いてくれたのもいい思い出です。
いつかまた、そんなメンバーでのライブが観たいです。
私の好きな曲「ファースト・サークル」や「フェイシング・ウェスト」、「エイティーン」、「ラスト・トレイン・ホーム」などが聴けたら最高ですね。
でも、そうなったらそうなったでチケット取れないかもしれないけど。