誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

夏の終わりに

今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」

 

先日、祖父が亡くなったということで通夜、葬儀へと行ってきました。享年89歳。

ただ、8年くらいは闘病生活だったということなので、元気だったのは80歳くらいまでですかね。一人で世界一周旅行へ行くようなパワフルな祖父でした。

 

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写真は祖父の家から少し歩いた道。ご覧のように何もありません。「散歩に行ってくる」と声をかけたら「熊に気をつけろ」と言われるような山の中だけど、子供の頃から変わらないなあと思います。

 

私の知る祖父は農業を営んでいて、リンゴやトマトを作っていました。特に今の時期のような夏にはトマトを収穫して農協(多分)に納めていたんじゃないかな。子供の頃は軽トラックの荷台に乗って、畑や納品にくっついて行った記憶があります。もうあれから30年くらい経つのかな。

 

津軽訛りのせいで、何を言っているのか分からないこともあったけど、「食べ物を粗末にするな」とか「他人に負けるな」と言われたのが印象深く、自分の負けず嫌いはこんなところにあるのかな、と思ったりもします。

 

ここ数年で美味しく飲めるようになった日本酒。祖父も大好きだったので、是非とも一緒に晩酌したかったのだけど…残念です。

 

昨今、もっと早く亡くなる方がいることを考えると享年89歳。長生きの部類に入るんじゃないかなと思います。自分はこんなに長く生きられる自信がありません。

 

「人生で一度でも生きていて良かったと心から思える瞬間があったなら、その人の人生は良いものだったといえる」とはニーチェの言葉。

 

たくさんの苦労はあったと思うけど、素晴らしい人生であってくれたら、と願わずにはいられません。お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

 

自分も人生を終えて、また生まれ変わることがあれば、また孫として生きたい。