誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

リクエストで思うこと

今年から、だったと思うのだけどプロ野球の試合中に”リクエスト”ができるようになりました。と言っても、もちろん歌をリクエストするというわけではない。

 

審判のジャッジに対して、異議を唱えることができる、と言えば分かりやすいですかね。流石に全てのジャッジに対して行っていると試合遅延に繋がるので、行えるのは一試合で二回まで。リクエストが成功…つまりジャッジがひっくり返った場合は、回数に数えないというルールです。

 

現時点で実際にリクエストが行われているのは何回くらいなのでしょう?そして、それはどのくらいの割合でひっくり返っているのでしょう?

 

私の場合、ライオンズ戦の中継しか聞かないので詳しい数値は分からないのですが、仮に半々だとしても、それはどうなんだろうと思ってしまうんですね。

 

一昔、というか昨年までは基本的に審判のジャッジはひっくり返らないものでしたし、誰もが誤審だと思ったケースでも検証したら確かだったということだってありました。要はそれだけ強い権限と確かな目を持っていたということです。

 

でも、それが昨今リクエスト制度で検証した結果、ひっくり返ってしまうケースがままある。

 

誤審が多いから、こういう制度が設けられたのだと言えるかもしれません。カメラの技術も進歩したし、誰もが納得のいく結果を出した方がより良いだろうということなのでしょう。でも、この制度のためにジャッジの精度も落ちてしまうんじゃないかと思ってしまうんです。ひっくり返るケースが度々あるのもその影響なんじゃないかな、と。

 

どうして誤審が増えるんでしょう。選手は切磋琢磨して、打撃や投球の技術はどんどん進歩しているのに。選手たちがそれこそ命がけで磨いている技術に対して、失礼なのではないかとすら考えてしまいます。

 

先日、オリックスの誤審問題もありましたね。

 

最近は申告敬遠という制度で、投げずに敬遠できたりと色々ルールも変わってきているようです。

 

時代に合わせて変わっていくのだなあと思う一方で、ジャッジだけは審判のそれが覆らず、権威を損なわないで欲しいなあと思うのでした。