お金と混沌
AIに色々なことができるようになると仕事が奪われて大変だ、というような話を耳にします。まるで手塚治虫の”メトロポリス”みたいだけど、仕事が奪われて収入がなくなると飢えてしまう、となればやっぱり穏やかではないでしょうね。
でも、仕事を奪われるってそんなに恐れることなのかなあ、と思ったりします。
単純な作業は奴隷にさせる、というところから始まっているんじゃないかと思うのだけど、人間の生命活動に必要なことを全てAI(というかロボット?)が賄ってくれれば、人間は本当に好きなことを好きなだけできるわけだし、それこそストレスなんてものとは無縁になるんじゃなかろうか。
衣食住をロボットが用意してくれて、そのロボットのメンテナンスもロボットが行う。そうすると多分、お金っていう概念(?)がなくなって、相手を妬むという意味での競争がなくなるんじゃないかなと思うわけです。
そう、お金。
個人的にはお金というものが、人の世を混沌と、そして殺伐としたものにしているように思うんですよね。でも、お金儲けの話が飛び交っていても、不思議とそのお金がどうやって生まれてきたのか、誰がどういう風に管理しているのか、というのはあまり耳にしない。
意外と「仕事を奪われることは恐ろしい」と流布しているのは、お金を司っている人たちだったりしてね。…って、それこそSFかな。ふふふ。