ゲーム制作に参加し始めた頃、読みたい小説(とりわけミステリ)が少なくなってきて、何かそういう読み物はないものかと見て回っていた中、見つけた作品です。
最終体験版ということで、ゲームシステムの紹介をして終わります。昨今マンガ界隈でみかける”一話無料”なのかなと思って遊んでみたのですが、一話は完結しませんでした。何十話と続くわけではないでしょうから、まあ、そうですよね。
「一風変わったゲームシステム」と紹介文にはあります。
ただ、自分にこの手のゲーム作品で遊んだ経験があまりないので、変わっているかどうか分かりません。最近は本当にいろいろなゲームがありますから。それでも、証言をザッピングして遊ぶというのは新鮮なのかもしれません。
個人的には「説明の仕方に苦労しているなあ」という印象でした。自分が鈍臭いというのもあるのでしょうけど、文章からシステムの相関関係を理解するのにちょっと手間取りました。物語は物語として追いつつ、システムはシステムの関係を頭に入れる、というのがちょっぴりしんどい。
システムを理解してしまえば、あとは物語、登場人物たちの証言を記憶していくなどゲームとして楽しめるので、問題ないのでしょうけど、最初につまづく人がもしかしたらいるかもしれません。
とはいえ、慣れてしまえば楽しい作品だと思いますし、実際まだ体験版ですから、言ってみれば「面白くなるのはこれからだ」というわけです。
また、こちらの作品は大変お若い方(私の半分)がお一人で制作されているそうで、全く頭が下がります。私が20歳の頃は…いや、言うまい。
言うのは簡単ですが、是非、完成させてほしい作品です。
その時にはまた、遊ばせてもらおうかと思います。