マンガの楽しみ方
マンガの楽しみ方って色々あると思います。
小説とは違って絵がお話を進めるので、その絵が楽しいという場合もありますよね。一コマの中に二人以上の人物がいた時、シーンは同じだけど、セリフの都合で各々の時間がずれている、というのが個人的には興味深いです。また、それが自然に見えるのも面白い。
他にもマンガを読んでいて面白いと感じているのがこちら。
短いお話なので読んでみてください。
男の子に住所を書かせているときの女の子の表情が大変よろしい。
頰を染めて半笑いのような、何かを堪えているような。
この時、彼女が何を考えているのか想像するのが楽しい。
こういうの、マンガならではなんじゃないかと思うんですよね。
この作品ではないけど、あるセリフに対して、それに答えず、表情も見せないというシーンも好きです。どんな表情をしているのだろうと想像するのが楽しい。
小説の場合は、前後の言動やひねった表現で読者に想像させるのでしょうけど、マンガの場合は、そのほとんどを読者の経験に委ねているようです。だから、こういう表現の多い作品って年を重ねた人ほど味わい深くて面白いんじゃないかな。もちろん、若い人も若い人で楽しめる。
マンガって面白いなあ。