誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

中華料理屋での会話

中華料理屋で食事をしていたら、隣の席の初老の男性二人がこんな会話をしていました。

 

「今日は(夕食)付き合わせてごめんね。家にいてもゴロゴロしながらテレビ見るくらいしかすることなくてさ。(中略)吉野家なんかも安くて美味いから料理もしないし」

 

世の中、これだけ情報がたくさんあれば、やりたいことなんて探せばいくらでもありそうなものだけど、そうでもないのかなと思いながら、結局のところ、やる気がないのだろうなと落ち着いた。

 

別に高尚なことじゃなくてもいいと思う。

 

明日に向かってこんなことをしようかな、とか、そのために少しでもこんなことをしてみようかな、なんていう生きるモチベーションがないと、一体何のために生きているのか分からなくなりはしませんか?それとも、こういう人が世の中の大多数なのか?

 

少々辛辣だけど、こういう人から、世の中は淘汰されていくのだろうなと思います。技術の進歩によって今後もいろいろな職種で人間の手が必要なくなると言われています。仕事がなくなれば、人間はより”本来やりたいこと”をできるはずなのですけど、やりたいことがない人は、多分、他人から言われるまま仕事をすることで保ってきた自己が失われることを恐れるんじゃないかな。

 

年齢を重ねると身体機能の低下とともに、こういったモチベーションも落ちると聞きます。私もおじさんですが、いろいろなことに興味を持って、実際にやってみようと思える人間であり続けたいなと思うのでした。