すでに知っているのに
最近ーというほどのことはないけども、色々な所で過去作のリメイクというものを見かけます。ゲームだったり、小説だったり。
長く続いているシリーズものの原点を知ってもらう、という意味があるのだろうと思います。何十年と続いているものなんか特に。
ただ、一方で購入している方の多くは、既に過去、その作品に触れたことのある人なんじゃないかと考えてしまうんですよね。つまり、リメイク作品の目的とする層から少しズレている。
かくいう私もその一人でして、3DSにはF-ZEROやファイアーエムブレム外伝が入っていたりします。ま、外伝は当時クリアまでしていないので、ちょっと違うかもしれませんけど。
この心理は一体なんなのでしょうね。
素直に考えると、同じお金を払うなら見たことのないもの、新しいものへと興味が湧くはずなのに、ちょっとは変わっているものの、始まりから終わりまで知っている作品に食指が伸びてしまう。驚きや感動も言う程大きくないでしょう。でも、買う。
もちろん、悪いことではないし、リリースする側も潤って次の作品への足がかりにできるかもしれないわけですから、全く問題ないのだけど、リメイク作品がリリースされて、それが販売ランキング上位に位置するのを見ると、なんだかモヤモヤするんですよね。
ある人は、そのジャンルが飽和したとか、ネタ切れだ、と言います。
確かにそうかもしれないし、それだけ成熟したとも言えるのだけど、それでもやっぱり初めてその作品に触れた時のワクワク感やドキドキ感を味わいたいと思うんです。
…贅沢…ですかね。