ラジオのニュースで、最近日本人(特に若い方)の長文読解力が低下している、という話を聞いた。
TwitterやLINEといった短文でのコミュニケーションツールが広く普及しているからなのではないか、という話をそのニュース番組でもしていたのだけど、実際どうなんでしょうね。長文読解ができないと本を読めないし、本を読めないと文章力が育まれないようにも思うので、中々面倒な問題ではありますな。
私の友人知人にはあまりそういう方を見かけないのですけど、仕事の上では時々そういう方がいらっしゃいます。ある不明点を文章(つまりメールで)で簡潔に説明したにも関わらず、よく分からないから確認のためにデスクまで来る人。そもそも送られてきたメールの内容が全く要領を得ない人。そもそも助詞がおかしく文章が破綻している人。
一番最後の人なんかは、今まで何を学んできたんだろうかと呆れてしまいますけど、私と同年代の方にもこういう方が時々いるんです。
一方で、若くてもしっかりした文章を書いてくる方もいます。センスの部分も多少はあるかと思いますけど、テンポ良く、要領良く書かれた文章は読んでいて気持ちがいいですよね。
そんなわけで。
蔓延、というと語弊があるかもしれないけど、短文のコミュニケーションツールが広まることは直接の原因ではないんじゃないかと思ったりします。
かくいう私も若い頃は文章が苦手でしたし、小説を読み始めたのも高校へ上がってからだったので、多分”若い方の文章読解力低下要素”に当時は含まれたんじゃないかな。
でも今は、仕事場では「長文でも分かり易い」と評価いただいています。
意志を伝える力、相手の意志を汲み取る力、それらを養いつつ文章で表現できるようにこんなブログ記事を書いていたりします。
やっぱり練習ですよ。何事もね。