チップチューンあれこれ
チップチューンの音楽を作ろうということで調べたのは先日の日記の通りです。
ただ、調べている途中、色々なことを知りました。
その一つが”波形メモリ”音源というもの。
アーケード版のマッピーやドルアーガの塔がこの音源を利用していたらしいのですが、今回調べるまで全く知りませんでした。確かに単純な矩形波や三角波ではないとは思っていたのですけど、アーケード作品で遊ぶ程ゲームセンターへ行く人間じゃなかったし、そもそもゲームセンターがあまりなかったんですよね。デパートの屋上にあったメトロクロスが1プレイ30円だったので少し遊んだくらいかな。
この波形メモリ音源。
どうやらディスクシステムでは採用されていたらしいので、ディスクシステム特有のモコモコした音は多分これなんでしょう。また、PCエンジンでも使われていたようなので、アーケードだけでなく家庭用でも知らずに聴いていたんでしょうね。
で、そんな波形メモリ音源も再現してしまおうというソフトシンセがありました。
それがこれ。
厳密にはPCMーサンプリング音源ーらしいんですけど、音色データが32ビットと極めて軽く、昔の機械でも扱えた上に、単純な矩形波や三角波よりもずっと豊かな音を出せる。
興味のある方は是非上述のページをご覧ください。単純だけど奥深い何かを感じます。
実を言うと、このソフトシンセを見かけた時、ファミコン音源でなく、これを使ったチップチューン音楽を作ろうか迷いました。私だけかもしれないけど、ファミコン音源をチップチューンとして紹介している記事を見かけることが多いので、自分がそれにトライしてもインパクトに欠けるかな、と。
考えた結果、ファミコンに触れていた時間が一番長いし、馴染みのある音源の方が楽しくて愛着も湧くだろうということで今回はこのソフトシンセを選びませんでした。
でも、いつか機会があればこういうものも利用した音楽を作ってみたいですね。