誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

常連さんガッカリ

半ば常連のようになっているパン屋さんが近所にあります。

 

そのパン屋では、販売するパンをすぐ側で焼いているので、お昼時になると大変香ばしい香りがするのですが、売り切ったらその日は終わりと言わんばかりに、次から次へと商品が減って寂しくなるのです。

 

私はここでライ麦パンといった堅いパンを良く買います。

 

多分、普段コンビニで売っているような菓子パンを食べている人からすれば、味気なく、それでいて堅い堅いと文句が出そうなパンですが、ちょっとちぎって噛んでいると味が出てくるので、よく噛んで食べられるパンなわけです。私は割と歯が丈夫なので、ムシャムシャ食べてしまうけども。

 

そんな店に、非常に限られたメニューがあります。

 

”自家製の野菜ポタージュ”がそれなんですが、まあ、いつ行っても既に完売。実は作ってないんじゃないかと疑う程なんですが、今回、それにありつけたのです。

 

いつものように、ポタージュ完売(レジの隣にあるメニューに完売シールが貼ってある)にガッカリして、BLTサンドとオニオンパンを注文したら、奥から店員さんがやってきて、私に尋ねてきました。

 

「完売だけど、一杯分なら何とか作れるよ。どうする?」

 

どうするもこうするもない。二つ返事で注文したわけです。

 

考えてみれば、毎回ポタージュがあるか確認しては落胆しており、それが常連に繋がったのだから、ガッカリするのも無駄ではなかったということでしょうか。常連というのもいいものだね。