初めての献本レビュー
先日献本頂いた作品、”そして、君のいない九月がくる”を読み終えたのでレビューを投稿しました。作品についてのレビューに興味がありましたら下記の本棚からご覧ください。
さて、献本ということで本のレビューが条件としてあるものの、いわゆるプレゼントなわけです。本の宣伝にも使うかも、という話もあったので、一から十まで褒めるべきなのかなと考えもしました。自分自身、知らない本を購入するときは、収録されている”解説”や”あとがき”を参考にするので、下手の事は書けないなあ、と。
で、あれこれ考えた末に、いつもと変わらず、読んで感じたことをそのまま書くことにしました。どんな作品にも良いところと悪いところがあるものですし、それ自体、読者に合うかどうかもそれぞれですから。
レビューはミステリ読者として寄稿しています。
結末に関わる部分なので、ここにも書けないのですけど、行動に関する部分で二点ほど疑問に思う部分がありました。
「ある事柄を知っているのに、その言ったことがそのまま形になったら困るのでは?」
「普通は確認することでは?そうでなくても目に入るのでは?」
同じ本を読了した友人知人でもいれば、自分が読み違いをしている可能性もあるので、意見を聞いてみたいところだけど、あいにくそういう方もいないし、一人悶々としております。
でも、これは推理小説ではないのです。
だから、あまり細かいところを突っつくのは可哀想かなあ、なんて思ったりします。編集さんもそう思ったのかもしれないですね。…でも、それならオビに”青春ミステリ”って書くのはどうかと思うんだけど…。
面白くないわけでは決してないのだけど、ミステリを期待していた読者としては少々ガッカリした作品ではありました。
そうそう、今回の本の著者は90年生まれだそうです。
今までで読んだ作家さんの中では一番若い方ですね。中々難しいとは思うのだけど、若い作家さんの中から「これは!」と思うミステリ作家さんが現れることを期待してます。