誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

ゲーム効果音の作り方(マギポン!)の場合

昨年楽曲と共に効果音の制作も担当したWindows用ゲーム「マギポン!」。

音楽制作の話は以前したので、効果音制作の話をしようと思っていたのだけど、色々あって年が明けてしまいました。忘れないうちに少々小話します。

ご覧の皆さんは効果音を作るためのソフトがある、と考えたりするのでしょうか。或は、その辺にあるものを叩いたりして録音し、それを効果音にする、と考えていたりするかもしれませんね。実際、動物の鳴き声など自然にある音なんかは後者が多いですかね。やっぱり本物の音を録音した方が楽ですし。

「マギポン!」では、声優さんによるボイスもありますが、私が作ったのはもちろん、それ以外の効果音です。カーソルを動かした時の音やブロックが消えた時の音ですね。

今回は、BLUEというシンセサイザーを利用して全ての効果音を作りました。

 

■BLUE

https://www.dirigent.jp/product/brand/rob-papen/blue.html

 

効果音を作るためのソフト…ではなく、極々一般的なシンセです。

効果音の場合、曲を作るというより音色を作るという感覚でしょうか。簡単なメロディーや和声を考えつつ、シンセで音色を作って行きます。

昨今、シンセといっても最初から大量の音色が用意してあって、自分で作る必要のないケースが多いようですね。ただ、さすがにピッタリ合う効果音があるかというと多くの場合Noじゃないですかね。私の場合、音色を作らないと音が出ない機械を使って作曲を始めたので、こんな時昔の苦労が役に立つ事を実感します。

シンセを覚えておくと、楽曲制作中に足りない音も用意しやすいので、お得です。

 

とは言うもの、制作は苦労しました。

音楽とのバランスもありますし、実際に遊んでみて合う合わないというのもあります。

画面で起こっていることを分かりやすく伝える、という本来の目的に合致するよう作ってみたのですが、はてさてどんなものでしょう?個人的には割とキレイにまとまったかなと思ったりするのですが…動かすのが楽しいと感じてもらえたら成功ですね。

 

P.S.

今回使ったシンセサイザー、直感的で使いやすく、動作も軽いです。

私が高校の頃使っていたFM音源に似た感じのインタフェースなので、シンセサイザー入門にも良いかもしれないですね。お勧めです。