誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

目的と方法

映画に使われて効果をあげた音楽が映画音楽で、ゲームに使われて効果をあげた音楽がゲーム音楽なんじゃないかなと思うんですよ。唐突だけど。

何年か前に映像音楽を頼まれた時、特にこれといった指示もなく、映像から自由に作ってくれと言われて作ったら「ゲーム音楽のようなので作り直してほしい」と言われ、全部書き直したことがあります。

百歩譲って、この時作った曲がPSG3音構成とか言うなら理解もできるけど、特にそう言うこともなかったんですね。結局作り直した曲はオーケストラ風だったかな。

多分、その時の映像作家さんは、自分の映像に合わないから作り直してほしいと言いたかったのでしょう。でも、こういう言い方は誤解を生むんじゃないかと思うんですよね。

あれこれ見聞きしていると「目的」と「方法」が逆さまになっているんじゃないかなあ、と思う事があります。

常に自分が目指すものは見失わないようにしたいものです。