誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

競争の中で

先日コンペのお話を頂きまして現在制作しています。
いわゆる競合というものなので、こと音楽なんかですと運の要素が強いかなと思うのだけど、ある程度は作戦を立てて臨みます。作ること自体に意味があるようにと、音楽自体にも実験的な要素を含めてます。
さて、昨今コンペが多くなったという話を聞きます。私に今回のお話を持ってきてくれた方もそんな話をしていたかな。コンペが多くなると音楽を買い叩かれるので嫌い、という話もしていたように思います。
私、個人的にはコンペより指名してくれた方がいいかな。お金というよりも、作家として信頼してくれているのかなと思えるのがありがたいです。といっても、コンペが嫌だということもなくて。
コンペですと、有名無名関係なく同じ土俵で競わされます。だからチャンスが増えるという意味では、コンペもありがたいんですよね。
ただ、それでもコンペが増えているらしいのです。
背景には音楽制作が気軽になったってことがあるのかな、と思います。昔は考えられなかったことが、今は安価な機材で形にできますし、Howtoも検索すれば読み切れないほど出てきます。機材の進歩で個性的なものが減ってしまったのかなと思うと、少々寂しい気もしますけど、肩肘張らずに、今まで感じてきた自分が美しいと思えるものを作っていけたらいいなと思います。