声のよう

【Ms. Sax. S.】が発表されてました。これで、ソプラノからバリトンまで揃ったことになるのかな。
このシリーズは、他社で発表されているブラス系の音源とはちょっと違っていて、「楽器であること」をとても重視しているといいますか、打ち込むというよりコントローラーで演奏することをより重視している品なんですね。私も数年前にこのシリーズで発表されたバイオリンとチェロの音源を持っていて、今も使っています。残念ながらこちらはすぐに廃盤になったしまったけど。…なぜだろう？
今回発表されたソプラノサックスも素敵ですね。ウィンドシンセを持っていながらあまり使えていないので、いつかこのシリーズのどれかを購入して演奏してみたいものです。

よくこういう音源の評価をうんぬんするとき「本物に近い」なんて言います。まあ、本物と区別ができないくらいならそれはそれでいいのでしょうけど、個人的には本物の楽器…いや、音楽を聴いた時に感じるエモーション…とでも言うのかそういったものを感じさせてくれることが大切だなって思うんです。シンセだろうが嘘くさい音色だろうが音楽として形になった時どうなのかって。
昨今、以前では考えられなかったくらい高品位の音源が安価で手に入るので、そういった根源的な部分を大事にしたいものです。