誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

マンガも本

マンガよりも本(多分活字主体の書物)を読みなさい、なんて言われたとかなんとか。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012030302000191.html

それぞれ表現方法が違うものだし、偏らずにどちらも読んでおいた方がいいよ、というのが個人的な結論です。

上記の記事、13歳の子が投げかけています。

私、今は活字の本を読む事がほとんどだけど、13歳の頃はマンガばかりだったような気がします。活字の本なんて読書感想文を書く時、国語の授業、くらいしか読んでいなかったんじゃないかな。その為か、文章を書くのが苦手だし好きじゃないしで惨たるものでした。夏休みの宿題は、読書感想文をなしにして、算数のドリルを倍にしてもらった方がずっと良いのに…なんて考えていたものです。

とはいえ、好きなものには食いつくものです。

当時仲間内でWizardryが流行ってまして、そのノベライズを読んだのがきっかけでしたか。タイトルは「隣り合わせの灰と青春」。元々ゲーム自体が硬派で、今のゲームのようにビジュアル表現に長けていたわけでもないので、想像力を膨らませて楽しむという点で相性が良かったのかなって思います。高校に進んでからは「ロードス島戦記」を読みつつ、星新一さんの「ショートショート」にハマり(多分全部読んだ)、ホラー小説、ミステリ小説と進んで今にいたります。

最近はライトノベルというジャンルを書店で見かけます。正直に言うと描写については首をひねる部分もあるのだけど、活字に慣れるという点では、こういうところから始めるのもいいかなって思います。文字から世界を空想したり、分からない言葉を調べたりと楽しむことができるようになれば、多分マンガだけを読んでいた自分よりずっと豊かになるでしょう。

また、少々話は逸れるけど、私は作曲をするようになって文章を書く事も楽しくなりました。
音符は適当に並べても一応曲になります。でも、他人に心地よく聴いてもらうためには、ある程度の約束を守って音符を並べないといけない。相手に伝える事、その順番、関連性。そういったものを整えていくのは文章を書く事と同じなんですよね。

いずれにせよ、好きと嫌いで済ませないで、それぞれを考察していける人間であってほしいなとワタクシなんぞ思います。基本的にはマンガも小説も心を豊かにするものでしょうからね。本はいいぞ。