誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

日記の書けなかった夜に

遅い時間、東京駅付近を歩いていたのだけど、ちょっとろれつの怪しい初老のおじさんが私に声をかけてきたのだ。
なんでも、家に帰りたいのだが電車賃が足りないらしい。
「交番にでも行って借りればいいじゃないですか」と私。
すると、自分は日雇いだから証明書がないので貸してくれないという。
…ふーん。
そのおじさんは秩父線を利用したいらしいが、そもそもどうして秩父線を利用して東京(銀座)に来ているのだろう?日雇い仕事で来たのか?でもそれなら今ここにいる時点で給金があるはず。遊びに来たのかとも思ったけど、それなら帰りの電車賃は考慮に入れるだろう。歩いて帰れる距離じゃないだろうし。
色々な疑問(疑惑?)が頭を駆け巡ったけど、つまるところ、金が足りないからくれ。ということなのだ。こういうのを寸借詐欺という。一緒に交番まで行って本当に証明書がないと貸してくれないのかどうかといった警察側の対応に興味が湧いたけど、時間も遅かったのできっぱり断って家路についたのであった。
もちろん、私は帰りの電車賃持ってます。