誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

モデリングピアノ

以前から気になっていたピアノ音源【Pianoteq】の体験版で演奏などしてみました。
毎週配信しているPodcast番組のピアノ演奏は、YAMAHAの電子ピアノを録音してイコライジングなど施したもので、それほど悪い音色じゃないのだけど、録音時、真空管のアンプを通しているせいか状態によってノイズが加わってしまうんですね。
ソフトウェア音源なら安定した録音もできるし、MIDIデータにした時も加工しやすいので、いつか挑戦してみたいと思っているピアノ協奏曲を作るためにはどうしても一つ欲しい。
ピアノの音源も昨今実にたくさんの種類があります。ただ、より本物の響きを求めているせいか、実際の楽器の音を録音したものが多いようです。鍵盤をポーンと弾き、鳴った音を録音。その音をそれぞれのノート(音階)に割り当てるという方法ですね。弱い音から強い音まで同じ音階でも收音するので、インストールするために何十ギガも必要だったりしますし、パワーのないマシンだとデータ送信時の遅延で演奏できないこともあります。
今回の【Pianoteq】に目をつけた大きな理由は演奏時のレスポンスでした。鍵を押した瞬間に反応がないと即興演奏できない…といいますか気持ちが悪いんですね。今回の音源はモデリング方式という方法でピアノの残響などを作っているので容量自体が非常に小さいし、CPUの使用も抑えてあるそうなので、満足できるレスポンスなんじゃないかと期待したわけです。
期待通りでした。
ついでに言うと、音色も良かったです。気になるような遅延もなく、その場のピアノを演奏しているようでした。また、強弱のニュアンスがよく出るので、演奏していると弱く弾いたり強く弾いたりしたくなります。オマケに入っていたチェンバロの音色も好みです。
今すぐ必要じゃないけれど、その内購入したい一品です。

■MODARTT Pianoteq
http://www.minet.jp/pianoteq/pianoteq