誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

古典に乾杯

本日のPodcast配信曲「Other piece」は、先日発表したアルバムからアウトテイクとなった曲です。本編にも出てくるこのフレーズ、メインテーマというより「孤独のフレーズ」なんですが、オーケストラに編曲する前はこんな風なピアノ曲でした。
オーケストラに限らず、何か編曲する時はまずピアノを弾いて流れや和声を確認します。他の人はどうか知らないけど、確かベートーベンのピアノソナタは交響曲の実験とか聞いた覚えがあるので、同じようなものですかね。恐れ多いですが。
とは言っても、ピアノは減衰音(段々音が消えて行く音色)で、オーケストラは持続音ばかり。ピアノのイメージをそのままオーケストラにはできません。クラシック音楽を聴いていると過去の作曲家がどれほど偉大なのかよく分かりますね。
今回のアルバムの編成は、こういった古典に挑戦したいという気持ちから考えたものでもあります。ホルンが4本だとかティンパニが3つとか、どちらかというとロマン派に近いのかもしれませんけど、近代よりは昔ということで。
古典的な香りがするでしょうか?温故知新。

■7th album Edge of the world
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