誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

境界線の物語

先日古本屋で見つけ、少しずつ読んできた【ナ・バ・テア】を読了しました。前作の【スカイ・クロラ】の文章になれたのか、或は語り手の心情に通じるものがあったのか、割と読みやすかったです。ネタを割っても物語の良さが無くなるわけじゃないけど、ちょっとしたトリックがあってそれも良かったかな?フェアかどうかはおいておいて。
物語は、姿が大人にならず永遠に生き続ける子供、キルドレの視点で展開していくのだけど、前作と違って大人が話に入ってきます。黒豹のマーキングがある飛行機でしか登場しなかったティーチャについても描かれているし、スカイ・クロラで語られていなかった部分を知るという意味でも面白いんじゃないかなあ。
読み進めて行くと、最初に読んだスカイ・クロラへ繋がる物語。
時間を追いかけることがちょっと楽しみです。