誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

昨日の上映会のムニャムニャ

・・では、改めて昨日の上映会のお話。
今回の映画音楽は私一人で作ったわけでなく、Nさんにも手伝って頂いたので、二人でお邪魔したのでした。
エレベーターで地下に降り、思っていたよりずっと狭い会場の入り口をノックすると、髭面の男が現れます。
「天沼さんですか?」
「監督さんですね?」
彼の映画2本の音楽を担当させて頂いたのに、会うのは今回が初めてなんです。「お会いしたかったです。」と言いながら握手を求めてくるあたりが国際派ですね。
さて、今回の映画の為に5曲ほど作りました。しかし、実際に使われたのは、この内の2曲で、しかも私の即興ピアノでした。ちょっと残念な気がしないでもないけれど、映画を観ると、確かに音楽を入れる隙がないというか、ちょっと難しいんですよね。テーマ曲として作った『Will you warm me?』という曲もピアノバージョンが映画で使われて、ボーカル版はDVDのメニューで使われていました。
上映会の後、ドレスデン映画祭に行った方々から報告がありました。聞く所によると予想以上に盛り上がったそうで、400人だか入るホールが満席になったとか。おまけに、こちらでいうNHKのような放送局にも取り上げられたとかで、実際にご覧頂いた延べ人数は結構な数のようです。ありがたいことです。
最後にちょっとだけ残念なお話。
今度の作品はDVDになったり、一般の方に向けた上映会の予定があったんだけど、どうやらゴタゴタがあって流れてしまいそうです。世の中難しいね。
ただ、その御陰でテーマ曲『Will you warm me?』を自由に公開できることになりました。私の笛とNさんのコーラスが相まって、手前味噌ながらとても素敵な作品に仕上がったと思っています。近い内に御紹介したいと考えています。

P.S.
監督さんは、来月から3作目に取りかかるそうで、作風はコメディ。今度の映画も音楽は私が担当することになりましたので、興味を持って頂けると嬉しいです。8月劇場公開予定です。・・・今度は実現しますように。